2011年度文化社会学科体験授業を受けて                    〜質問・感想〜 本文へジャンプ
                                                                                   
体験授業の最後に感想用紙をお渡ししています。
頂いた意見や感想を、授業を行った先生からの返信とともにご紹介します。    

第1回 少年マンガ「ONE PIECE」の人気の秘密
第2回 絆を結ぶ−星の王子さまからのメッセージ
第3回 甲南女子大生がカバンをプロデュース
第4回 あなたは好きな人の前でどんな「演技」をしますか?
第5回 世界で花開け!日本の「カワイイ文化」
第6回 ソーシャルメディアが社会を変える!?
第7回 「和食」の謎
第7回 「和食」の謎
洋食はフレンチにイタリアン。中華は四川料理に広東料理。とすると、和食は何料理なのでしょう。京料理はあっても、大阪料理や東京料理はありません。和食という名前のもとに、日本人は何を食べてきたのでしょうか。この授業では、「和食」の謎に迫ります。
  2011年9月11日(日)

担当 : 橋本 満
 
意見・感想 1
とても楽しい授業でした。トキが食べられていたのはびっくりしました。今はみんな平等で良かったです。知らない事がたくさんあり、もっと話を聞きたかったです。ありがとうございました。給食の歴史についても聞きたいです。
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先生より
近代以前の日本人は、野生のものをいろいろと食べていたようです。むしろわれわれの食べる肉のほうが種類が少ないでしょう。牛、豚、鶏くらいですね。野生のものを食べなくなったんでしょう。テーブルを囲んでいる者は、同じものを食べるという平等はあるようですが、高級なものからB級グルメまで、食事の上下は多いようです。寿司でも、一皿100円の回転寿司から、座っただけで1万円はとられそうな店まで、上下の差があります。元々が屋台の料理だったのに。給食は、第二次世界大戦の食料配給に始まります。戦後50年をはるかに越えて、食料事情はよくなって食べ物はありすぎるほどなのに、まだ給食が続いていますね。これは、食べ物、という領域の問題ではなく、制度の問題です。
意見・感想 2
もっともっと聞いていたい楽しい講義でした。身分や権力を示すための食事など様々な歴史がとても興味深く、もっと深く知りたいと思いました。そういえば、幼い頃は父親のおかずだけ一品多かったなあ…と思い出しました。今は父親より子供優先のメニューですが。
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先生より
昔は、家の主人にはおかずが一品多く、刺身とか焼き魚の一切れとか、それに晩酌がついていました。子ども優先のメニューは、「家の主人」が子どもに替わった証拠でしょう。中心から外れた父親は、食卓の上座にも座らせてもらえなくなっています。ちゃぶ台からテーブルになって、上座もなくなりました。
意見・感想 3
食という1つのテーマから、身近な常識の由来や起源など様々な話を聞けて、とても勉強になりました。先生のお話も興味深い内容ばかりで充実した時間だったと思います。時間が限られていたので、深い内容まで聞けなかったのが、残念です。食は身近なテーマなので、ぜひ講義を受けたいです。
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先生より
ラーメンは、中華そばと言ってました。今でも、うどん屋や蕎麦屋で売っていることがあります。うどんの出汁にもやしやチャーシュウを乗せて胡椒味にしていたのでしょう。鳴門はかまぼこですし、焼き海苔を乗せるなんて、日本の料理ですね。インスタント・ラーメンが広がって、今の濃厚な出汁にかわっていって、ラーメンという名前になったのでしょう。スパゲッティのナポリタンも、イタリアにはありません。ボンゴレもないようです。天津飯も天津にはありません。ケチャップうどん、アサリ麺、かに玉ご飯、といったのでは、おいしくなさそうで売れないでしょうね。
意見・感想 4
知らない事や知らなかったことがたくさん聞けてよかったです。ナポリタンが洋食じゃないことにおどろきました!
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先生より
外国にない洋食はたくさんあります。カレーライスは洋食ですが、カレー味の料理はカレーうどん、カレー豚まん、カレー揚げパン、などのような、日本の料理に多いですね。ソースやケチャップをかけると洋食になります。トマトを使うとイタリア料理になるし、ナスを加えるとスペイン料理になります。どこの国の料理も、それらしくするコツがあるようです。
意見・感想 5
食の歴史や名前の意味など分かりやすく説明してくださり、おもしろかったです。先生がとても楽しそうでした。いつも、このように楽しそうな授業なのですか?
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先生より
ほんものの授業は、もう少し面白くありません。今日の体験授業で、はじめに話した「理論」の部分が多いと思います。今日は、「おいしそうな」ところだけです。
 この他にも、まだまだたくさんの意見・感想を頂きました。ありがとうございます!

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第6回 ソーシャルメディアが社会を変える!?
ミクシィ、ユーチューブ、フェイスブックなど、「ソーシャルメディア」と呼ばれるサービスが急速に広まっています。これらの「社会的」メディアは既存のマスメディアとどう違うのか、人々のコミュニケーションのあり方や社会にどんな変化をもたらすのか、考えてみましょう。
    2011年9月10日(土)

担当 : 佐伯 勇
 
意見・感想 1
私はブログをやっているのですが、ブログが個人を中心としてはっきりと主張するアメリカ的なコミュニケーション文化の特徴を持っているというのは、初めて知りました。
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先生より
最近のブログは、登録者だけに限定公開する機能や、アクセスしてきた登録者を記録・表示する機能などを備えるようになり、Facebookやmixiなどのソーシャル・ネットワーキング・サービスとの境界線がはっきりしなくなってきた面があります。今回の授業でブログと呼んでいるのは、全てのコンテンツを全世界に対して公開する初期タイプのものです。
意見・感想 2
2ちゃんねるは他人の悪口や意味のない投稿で溢れているのに、なぜいまだに多くの人がアクセスするのか不思議だったのですが、書き込んでいる内容自体にあまり意味はなく、同じ「2ちゃんねらー」であることを確認して盛り上がるための材料でしかないという説明に少し納得できたような気がします。
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先生より
2ちゃんねるについては、社会学者の北田暁大さんが「嗤う日本のナショナリズム」という本で詳しく分析しています。興味があるようなら一度読んでみるといいですよ。
意見・感想 3
はじめ授業を受ける前は、ソーシャルメディアって?と思っていたのですが、受けてみて良かったのと、プリントがあったことも良かったです。
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先生より
タイトルがちょっと分かりにくかったですかね。ご指摘ありがとうございます。来年度の参考にさせていただきます。
意見・感想 4
ブログやmixiなどの身近なコンテンツの話だったので、とてもわかりやすかった。先生の説明も分かりやすかった。また受けてみたいと思える授業だった。
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先生より
みなさんが日常的に使っているメディアも、普及してきた背景を考えると人間のことや社会のことが分かってきます。今回の体験授業が、これらのソーシャルメディアとこれからどう関わっていくかを考えるきっかけになれば幸いです。
 この他にも、まだまだたくさんの意見・感想を頂きました。ありがとうございます!

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第5回 世界で花開け!日本の「カワイイ文化」
キティちゃんやキラキラ光るデコ(レーション)、東京ガールズコレクションなどで紹介されるファッションといった日本発のカワイイ文化は、今「クール・ジャパン」と呼ばれて世界中で人気です。なぜ、人々は「カワイイ文化」に夢中なのか、この授業であらためて考えてみました。
   2011年8月14日(日)

担当 : 米澤 泉
 
意見・感想 1
今日のこの授業は楽しかったです。キティちゃんとかは、私も幼稚園のときハマっていました。でも小学校のときに「はずかしい」とか思っていて、持ち物とかもキティちゃんから離れていたけど、高校に入ってまたキティちゃん可愛いなぁと思うようになり、またキーホルダーとか集めています。「可愛い」は他人に愛されなければいけない、「カワイイ」は自分が満足したらいい、という言葉の違いがあるということは初めて知りました。大人になってもカワイイ大人になりたいと思いました。
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先生より
成長によって一度は「はずかしい」と思ったキティちゃんをまた集めだすというのは面白いですね。今日の授業から再び集める理由が少しわかったのではないでしょうか。
意見・感想 2
普段よく口にしたり耳にする「カワイイ」という言葉の文化やその背景を色々な角度から見れて、とてもおもしろかったです。多分、45分間じゃ理解しきれないぐらい、まだまだ「カワイイ」について深く考えることがあるんじゃないかなぁと思いました。女の子として生まれた限り、私も「一生カワイイ女性でいたい」と強く想うので、今日の講義はとてもタメになりました。ありがとうございました。
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先生より
そうですね。なかなか短い時間では伝えきれませんでしたが、最近のコスプレブームやメイクと「カワイイ」の関連についてももっとお話したかったです。
意見・感想 3
とても身近なテーマだったため、最後まで興味深くついつい体をのり出してしまいました。”可愛い”と”カワイイ”の違いを初めて意識しました。本日はどうもありがとうございました。
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先生より
最近のメディアでは、可愛いよりもカワイイという表記のほうがよく使われていると思います。そこにはやはり、「カワイイ」でなければならない理由というものがあるはずです。
意見・感想 4
日本の女子の強さを考えさせられました。昔は夫の後ろにまわるような位置にいた女性が、男を気にせず自分を見せれる世界である日本が誇らしいです。
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先生より
そうですね。我が道を行く、「大人カワイイ」日本の女性たちを見守りつつ、応援したいと思います!
意見・感想 5
先生がとても美しくて細くてビックリしました。「カワイイ文化」について色々聞けて良かったです。文化社会学科の学生は他の学科に比べてカワイイ人が多いのですか?もしこの学校に入れたら、この学科の授業をとりたいと思いました。ありがとうございました。
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先生より
モテ系よりも我が道を行くという点で言えば、文化社会学科の学生さんは「カワイイ」人が多いかもしれませんね。
意見・感想 6
高校生が興味をもてるようなテーマだったので、聞いていておもしろかったです。”カワイイ”という言葉はよく口にするけど、あまり深く考えたことがなかったので、今日の授業を聞いて、あ、そういうことだったんだ!と思えるようになりました。この学科には、まだまだおもしろそうな授業がたくさんありそうなので、機会があればぜひ聞いてみたいです。
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先生より
面白い授業はまだまだたくさんありますよ。ぜひ、他の授業も体験してみてください!
意見・感想 7
とても興味を持てる内容でおもしろかったです。文化社会学科では自分の個性を磨けたり、また女性としての魅力的な学科だなと思います。ところで質問なのですが、授業はスライドメインで行われるのでしょうか?
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先生より
文化社会学科では自分の好きなテーマを自由に追究できるので、個性が磨けるかもしれませんね。授業スタイルは先生によって異なりますが、大教室ではスライドを使われる先生が多いようです。
意見・感想 8
日頃なにげなく追求していくと、色々な社会背景がみえてきて、興味深かったです。今日の講義の内容通り、70年代のサンリオグッズ、80年代のピンクハウス等のガーリーファッション、現在のギラギラデコ、全てにはまってきて、やはり40代の今も”カワイイ”物好きです。自分の好きな物を持ったり、身に付けたりすることでずっと元気でいられる気がします。平均寿命が延びている中、このままカワイイ物好きで生きていきそうです。
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先生より
流行現象の背景を考えるのって面白いですよね。なぜ、私はこれが好きなんだろうとか、なぜあの人はあんなものにハマっているのだろうとか。文化社会学科の学びはそんな日常の疑問を出発点としています。
 この他にも、まだまだたくさんの意見・感想を頂きました。ありがとうございます!

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第4回 あなたは好きな人の前でどんな「演技」をしますか?
好きな人の前では好かれたいという気持ちから「演技」した経験のある人は多いでしょう。しかし、実際には人は一日中何らかの「演技」をしています。この授業では、人間関係における「演技」の役割について考えてみました。
   2011年8月13日(土)

担当 : 河原 和枝
 
意見・感想 1
普段私達の生活の中で、知らず知らずの内に演技をしている。そして、人間との関係、社会は演技で成り立っていることを今回の授業で知ることができました。大切な人には、本当の自分を見せていたいと思ったけれど、今こうして、家族と触れ合っているときも、友人といるときでも、自分が演技をしていること、そして、人と触れ合うために演技をすることも大切なことなのだと気付くことができました。とてもいい勉強になったと思います。ありがとうございました。
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先生より
「演技」という観点から社会を見るのは、社会学の考え方のひとつです。ふだんと違ったものの見方をすることで、私たちの社会のあり方に気づくことができます。
意見・感想 2
私たちの日常生活で普段行っている演技ということは、この社会ではなくてはならないものなんだと分かりました。とても興味深い授業でとても楽しかったです!!河原先生の話し方はとても分かりやすくていろいろな社会について学びたくなりました。
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先生より
「興味」をもって勉強すると、楽しいですよ。ぜひ「いろいろな社会」の仕組みについて学んでください。
意見・感想 3
自分が思っていないうちに、演技をしているものなんだなと思いました。社会には「演技」が必要で、それは自然なことだということがよく分かりました。来てよかったです。
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先生より
自分が日常的に行っていることに対しては、なかなか改めて考えることがないものです。社会学を学ぶとその意味に気づきます。
意見・感想 4
身近にあることや社会全体のこと、いろいろなことが研究テーマでおもしろそうだと思った。たとえを多く使って説明してくれたのでわかりやすかったです。
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先生より
社会学の対象は、社会のすべて。まずは身近なところからアプローチして、その楽しさを味わってください。
意見・感想 5
自分が演技していることは今まで全く意識していませんでした。でも今日のお話を聞いてびっくりしました。私の1日は、ほとんどが演技でした。また詳しくきいてみたいです。
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先生より
「私の1日はほとんどが演技」、よく気づきましたね。そんなふうに見ると、私たちは実に社会的な生き物ですね。
意見・感想 6
私たちが社会でうまく生きていくには、”演技”を必ずしなければならないことがわかった。今まで、生活の中で、演技していると思ったことはなかったけれど、日常的にあらゆる場面で演技をしているんだなぁと不思議な感じがした。演技なくしては、社会はうまくいかない。先生がわかりやすい例をあげて下さったので、すごく共感できたし、楽しかった。
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先生より
社会学の面白さのひとつは「共感できる」ことにあります。おおいに楽しく勉強してください。
 この他にも、まだまだたくさんの意見・感想を頂きました。ありがとうございます!

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第3回 甲南女子大生がカバンをプロデュース               
「こんなカバンが欲しい!」と、文化社会学科の学生が新しいカバンをプロデュースしました。
兵庫県豊岡市の会社との、企画立案から販売にいたるコラボレーションのプロセスと
その成果について話しました。
   2011年7月24日(日)

担当 : 原田 隆司
 
意見・感想 1
1つのモノ(カバン)を作るのに、たくさんの人を巻きこんでやっていくというのは、 ワクワクする気持ちもあると思うけど、その分、挫折などを味わうこともあるから、そういう過程の中で 自分自身も成長していけるのだろうと思いました。また見ず知らずの人と人間関係をゼロから築くのは大変なことだけど、築けたときの喜びは大きいものだろうと思います。
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先生より
そうです。本当に楽しいと思えることは、挫折や小さな失敗を通り抜けた先にあるのかもしれないですね。今日は時間がなくて話しませんでしたが、完成した後に2種類のカバンの発表会を開きましたが、学生たちは、人に見せるためというよりも、カバンを製作していただいたお店の人のために良い発表会にしようと努力しました。短い時間でしたが、深い人間関係ができあがったのではないかと思います。
意見・感想 2
カバン作りを目標とするのではなく、人間関係を作りあげていく過程を楽しみながら学んでいく事が好きな人はとても文化社会学科に向いているなと思いました。
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先生より
自分たちが興味をもてるテーマで活動できればいいのですが、それを決めていくこともなかなか大変です。没頭できるようなモノやイベントであればいいのですが。それから、カバンの場合もそうですが、大学生の時間の感覚と大人の仕事の進め方とを調整するのも大変です。本当はもっと時間をかけてやりたいのですが、なかなかそうもいきません。
意見・感想 3
「カバンをプロデュース」っていうのを見て「えっ、どうやってするの」と思い、興味があり、話を聞きました。いっぱいアイデアを出してもボツになるってやっぱり業者はすごいなと思いました。でも、カバンはめちゃかわいかったです。
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先生より
お店の方の話では、鞄を作るという意味では、どんなカバンでも作ることができるそうです。プロとはそういうものだと思うのですが、商品として出せるものかどうかは、学生も僕も判断できませんから、こちらから出したアイデアが採用された時には飛び上がるほど喜びました。お店としても、神戸の女子大学生との共同開発であることをアピールできものにしたかったので「めちゃかわいい」ものに仕上がりました。
意見・感想 4
自分からメッセージを発信していくことは良いことだと思う。1人で何でもやるんじゃなくて、協力してやることで、良いものができあがっていくんだなあと思った。
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先生より
1人ではできないことが集団で協力すればできるのですが、それでも、ひとりひとりが「自己主張」してこその協力だとも思います。それを積み重ねていくと、全体としてレベルの高い提案や企画をすることができるだろうし、相手の評価も変わってくると思います。いろんな意味で個々の積み重ねではないでしょうか。
 この他にも、まだまだたくさんの意見・感想を頂きました。ありがとうございます!

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第2回 絆を結ぶ−星の王子さまからのメッセージ−            
誰もがその名を知っているのに、実際にはあまり読まれていない「星の王子さま」からの伝言があるのでお届けします。「無縁社会」や「東日本大震災」の衝撃をきっかけに関心が高まる、現代人の「絆」について話しました。
    2011年7月23日(土)

担当 : 芦田 徹郎
意見・感想 1
「星の王子さま」という題名は聞いたことがあったのですが、内容までは知りませんでした。しかし、内容が奥深く1つ1つに「なんで?」と思う所がたくさんありました。例えば、今の世の中ってどうして人と素直な気持ちで付き合えないのだろう?とか聞いていくうちにどんどんはまっていきました!夏休み中に「星の王子さま」を読んでみようと思いました!
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先生より
「なんで?」はあらゆる学びの出発点です。私たちのまわりには、ふだんは気に止めてないけれど、ちょっと注意を向けると思わず「なんで?」とつぶやいてしまうことがたくさんあります。『星の王子さま』は、読むたびにそんな小さな「なんで?」を投げかけては「大切なこと」を教えてくれるような気がします。夏休みには是非読んで、また感想などお聞かせください。
意見・感想 2
今まで「飼い慣らす」という言葉が変な言葉だなと思っていましたが、今日ようやく理解できました。『星の王子さま』は終末論的な内容であるとずっと思っています。作者の死生観を考えてみたいです。命を賭けるに値するものがあるということでしょうか。
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先生より
終末論的と言っていいのかわかりませんが、世界や人間(そして作者自身)の「危機」という時代認識は強いと思います。それに、「贖罪」や「救済」のモチーフを読み取ることも可能でしょう。常に「責任」ということに自覚的であったこの作家にとって、もっとも大切なもの=本質的なものの危機を前にして「自己犠牲」を回避するという選択肢はなかったのかも知れません。しかし、それは決して「自己放棄」ではなかったはずです。
意見・感想 3
肝心なものは心でしか見えないということがこの授業を通してよく伝わってきました。王子様は星に一人だったから他人との関わり方や心でものを見るという事が分からなかったんだと思いました。私達の住んでいる世界はたくさんの人がいるので、王子様のいた環境とは違っていたと思うけど、心でしっかり見て、自分が大切だと思ったものは大切にしていきたいと思いました。
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先生より
一人ぼっちでさびしかった王子さまですが、地球にやってきてあらためて知ったことは、いくら大勢に囲まれていても、人はそれだけではやはりさびしいということでした。そして、この地球に住む人たちの目にはもはや見えず、とっくに忘れられてしまったものにこそ、人と人とが絆を結ぶための「大切なもの」が隠されていることに気づいたんだと思います。それは、心でしか見えない。でも、「心で見る」ってどういうことなんだろう。
意見・感想 4
星の王子さまはなんとなく知っていたけれど、すごく深い物語なんだと知った。人は人と関わることで生きているんだと思った。社会学と星の王子さまが繋がっていることに驚いた。
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先生より
人は人とかかわって生きる。当たり前だけど普段あまり意識していないこの現実が社会学の出発点です。そして、この現実世界の秘密を解くカギをフィクションが提供してくれることがあります。私にとって『星の王子さま』はそんな一冊でした。
 意見・感想 5
高2になってすぐに読もうと思った本が『星の王子さま』でした。キツネの「肝心なものは目では見えない」という一言に、物事を「心」で見ることに感動を覚えました。また、『星の王子さま』を読みたいです。
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先生より
『星の王子さま』はいくつの時に読んでも何回読んでも、その都度新しい読み方ができるような気がします。「心で見る」ということも、読むたびに違った意味合いを帯びてくるようです(時には陳腐で空疎な言葉遊びのように思われるかもしれません)。気が向いたら何度でも手に取られることをお勧めします。
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 意見・感想 6
文化社会学科とは何を学ぶのか、あまり良く分からなかったのですが、今日の体験授業の内容がとても興味深かったので子どもが興味を持ったならば学ぶこともよいかなと思いました。人とのコミュニケーションをとることが苦手な娘なので、この様な授業ならばここで何か学ばせたいと思いました。
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先生より
社会学や文化社会学科に興味をお持ちいただけたとのこと、たいへん嬉しく思います。コミュニケーションも、あまり上手下手を気にするより、むしろその楽しさに気づいていただければと思います。そのような学びの環境づくりに努めています。
 意見・感想 7
生きていく上で、「人との関わり」というのは、とても大切なのだなあと思いました。目には見えないけれど、何かを失ったりすることによって、はじめて気づかされると聞いて、私もよくそのような事があるので、確かにそうだなあと気づきました。大切なものや、かけがえのないものは「はかない」ってなんだか、悲しいと思いました。だから、しっかりと耳をすまし、関係を大切にしないといけないと感じました。
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先生より
かけがえのないものが「はかない」とは、本当に悲しく切ないですよね。でも、だからこそ弱気や空しさに沈むのではなく、大切なものの呼びかけに耳を澄まし、その呼びかけにしっかりと応え、そして「壊れやすい」ものを毅然と守ろうとする強い意志が必要なことを、星の王子さまも語り手のパイロットも学んだのだと思います。
  意見・感想 8
社会学についても学ぶことができたし、その社会学に文化が入ることで、とても授業がおもしろそうだと思った。資料が自分のなじみ深いものだから、入り込みやすいし、思うことなども、どんどん言えるような気がした。人と交わるために、もっとコミュニケーションをとってこれからの学校生活や普段の生活・将来にも活かしていきたいと思った。
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先生より
文化社会学科では、ファッションや流行など身近な現象から人と人とのかかわりの微妙さと奥深さを学んでいきます。今回の体験授業では『星の王子さま』というよく知られた物語を教材に取り上げましたが、この学科での学びの一端を感じ取っていただけたのなら嬉しいです。
 意見・感想 9
とても興味深い体験授業でした。「星の王子さま」の本は名前だけ聞いたことがあるだけで内容は全くと言っていいほど知りませんでした。しかし、今回の体験授業でとても興味がわき、読んでみたくなりました。また、星の王子さまでは読むだけで色々なことが学べる、考えることができるんだなぁと思いました。体験授業中でも色々と考えさせられたこともありました。とても楽しくて、また違う日にも来て授業を受けてみたいなぁと、そして、文化社会学科に対しても以前に比べて、とても興味がわきました。これからの進路を考える上でも、この学科も頭に置いて考えていけたらなと思いました。
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先生より
『星の王子さま』という本のタイトルを知らない学生はまずいませんが、この短い物語を最後まで読み通した人は意外に少ないのです。このこと自体が興味深い社会現象であり、文化社会学の研究対象になり得るものです。この学科に入って、私たちと一緒に調べて考えてみませんか。その前に是非ご一読くださいね。
 この他にも、まだまだたくさんの意見・感想を頂きました。ありがとうございます!

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第1回 少年マンガ「ONE PIECE」の人気の秘密               
 今大人気の少年マンガ『ONE PIECE』。
この授業では、『DRAGON BALL』や従来のジャンプマンガと比較して、
 『ONE PIECE』の新しさと、その”新しさ”が人気を呼ぶ時代背景に迫りました。

   2011年6月12日(日)

担当 : 池田 太臣
 
意見・感想 1
マンガってこんなに話が深いものだとは、全く思っていませんでした。今までは読んでいて話の展開やエピソードがおもしろくて、単に読んでいるだけだったけど、体験授業をうけてルフィはDRAGON BALLの悟空とは種類の違ったヒーロー性があることを知り、漫画家という仕事は、ただ絵を描いてストーリーを作っているのだけではないことがよく分かりました。私も他人からの視線をとても気にする方です。現代を生きる私達がルフィのような人間性を持てば、社会は少しずつ変わっていくんじゃないかと、感じました。
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先生より
今回の授業で、マンガの別の読み方を知っていただけたようですね。ストーリーやキャラクターを楽しむ以外に、マンガ同士を比較したり、人気の社会的背景を考えたりするのも、とても楽しい作業だと思います。
意見・感想 2
ONE PIECEは悩みが共感できるところがあって、それを打ちあけられる勇気を出すことをルフィが引き出してくれると思いました。ルフィ自体が凄いと思うより自分(たとえば、生きたいと言ったロビン)が勇気を出して言ったことで自分がひとつ強くなったと思う それが凄いと思うことができるのがONE PIECEなのかなと考えました。ルフィがすごいから、でなくルフィというツールで自分が成長できるような気がする それがONE PIECEの魅力だと思いました。 
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先生より
なるほど、「それを打ち明けられる勇気を出すことを、ルフィが引き出してくれる」というご指摘は、鋭いと思います。ルフィによって救われたキャラたちも、実は、自分の夢や願望を表現し、実現する力を持っていた(授業で挙げたキャラ以外にも、コビーであるとかウソップであるとか)。ルフィと出会うことで、その力に目覚めることができた。だから、「ルフィというツールで自分が成長できる気がする、それがOPの魅力」だといえそうです。そうすると、この物語の主人公は、実は、ルフィをきっかけに成長していく仲間たちの方なのかもしれません。もちろん、仲間たちと同じように、OPをきっかけに成長していく私たち読者を含めて。
意見・感想 3
なぜ、ルフィはあえてゴムゴムの実を食べたのか。もっとすごい実もあったのに…。私は一番チョッパーのシーンが好きです。「誘ってくれて、ありがとう…。」って言った所がよいです!ちなみに、ゾロが好きです。
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先生より
「なぜ、ルフィは、あえてゴムゴムの実を食べたのか?もっとすごい実もあったのに…」というご質問はいまのところ、私自身には答えられません。しかし、何か意図があるような気がしています。チョッパーのシーンは、いいですね!授業でも紹介しましたが、私も好きなシーンです。ゾロがお好きなんですね。私も、2番目(笑)に好きです。一番好きなキャラは、トラファルガー・ローです。刀使いが好きなんです。
意見・感想 4
ルフィのように他者を受け入れられる広い器を持てるような人になりたいと思いました。視線を気にしてしまって思うように行動に移せないときもありますが、ONE PIECEを読んで、また元気をもらおうと思いました。ONE PIECEと現代社会の結びつきが分かりました。
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先生より
「OPのメッセージ」を受けとめてもらえたようで、うれしい限りです。OPと現代社会との結びつき、そしてルフィがヒーローである理由が見えてきたのではないでしょうか。もちろん、視線を気にしてしまうのは、悪いことではありません。ある社会学者は、視線プレッシャーへの感受性が「好ましい関係を広げる可能性とも結びついている」としています。しかし、あまり過剰に気にしすぎるのも問題ですね。
 意見・感想 5
「仲間プレッシャー」の時代ということが分かった。他者の視線を私は気にしてしまうので、ルフィみたいになりたいと思いました。
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先生より
上にも書きましたが、視線を気にしてしまうのは、悪いことではありません。他者の視線を気楽に受け止めて、自分らしく生きていければと、私自身も思っています。
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意見・感想 6
ONE PIECEは読んだことがなく、テレビで映画版をやっているのを観た程度でしたが、世界の闇の部分も鋭く書き出していることは初めて知りました。マンガだから描けることもあるのでしょうが、現代とも深く結びついていることを今回の授業で知りました。----------
先生より
 人間や社会の醜い部分を容赦なく描いているのも、OPの(少年マンガとしての)特徴の一つかと思います。単に「正義が勝って万歳」でないところに、OPの奥深さがあるように思います。
意見・感想 7
マンガがそれぞれに意味があるんだなぁと思った。あまりマンガは読まないけど、読んでみたくなった。ルフィが言った一言が皆にとってはすごい一言で、ルフィがすばらしい人だなあと思う。授業を受けてみて、すごくここに来たいなぁと今まで以上に感じました。
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先生より
今回の授業をきっかけにマンガを読みたくなったそうですが、OPを実際に読んでみると、ルフィの魅力も、もっとよくわかると思います。「今まで以上に、文化社会学科に来たい」と感じてもらえて、私にとってもうれしいことです。できれば7月以降のオープンキャンパスで他の体験授業にも参加することをお勧めします。文化社会学科の学びがもっとよく分かりますよ。
意見・感想 8
この授業を受ける前は”ONE PIECE”について深くあまり考えたことがなかったけど、ルフィの生き方や周りの目を気にせず自分の意思を強く持っているところとかが今日改めて分かったのでとてもよかったです。
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先生より
OPについて、他のマンガと比べてみるとか、人気の社会的背景を考えてみるとかといった、普通に読むのとは違った角度から考えてみる。その面白さがわかってもらえたようで、うれしい限りです。他のマンガについても、同じような方法で読み解くことができます。ぜひ、ご自分でもチャレンジしていただいて、成果をまたいつかの機会に教えてくださいね。
 意見・感想 9
今までは普通におもしろいからONE PIECEを読んでいましたが、この体験授業を受けて、見方がかわりました。パワーポイントで分かりやすく、他の作品と比較しながらの授業の進め方もとても分かりやすくて、楽しかったです。最後の便所飯のお話しもとても共感できました。
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先生より
「体験授業を受けて、見方が変わった」という体験は、この授業の目指すところでもあります。もし、「違った見方をしたい」し、また「違った見方をするのが好きだ」と思われるのであれば、文化社会学科(あるいは社会学)はぴったりだと思います。マンガだけでなく、好きな映画、ファッション、料理、俳優などなど、自分の好みの“社会的理由”をいろいろと考えてみると面白いかもしれませんね。
 この他にも、まだまだたくさんの意見・感想を頂きました。ありがとうございます!
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