クリエイターズフォーラム

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第21回クリエイターズフォーラム

「城芽ハヤトの仕事。」

2011年7月21日開催

講演:城芽 ハヤト氏
(イラストレーター) 

 

挿絵画家・イラストレーターの城芽ハヤトさんを迎えたフォーラムを開催。モノクロームの挿絵だからこそ、見る者の五感を巻き込んでいく。イラストレーターという肩書をこえて、その作品はアートである。

 

 

挿絵画家であることを意識したとき、画材の選択や作風そのものも変化したと城芽ハヤトさんは語る。カラーで描いて変換するという方法もあるが、やはり挿絵は最初からモノクロで描かなければ、臨場感は生まれないという。挿絵には原作が不可欠だ。物語の場面に寄り添いながら挿絵画家はイメージを具現化する。
「だから、登場人物の顔を正面から描いてしまうとイメージを固定してしまうことになり、編集者や作者からは嫌がられることもある。」しかしそれでも城芽さんはあえて顔を描くことに挑戦する。誰かの顔ではなく誰でもない「顔」。読者が読むこと通じて浮かび上がる漠然した顔イメージが、ドローイングの線を何度も重ねることで浮かび上がってくる。(B)

 

 

 

 

第22回クリエイターズフォーラム

「日常化するお祭り騒ぎ。」

2011年7月22日開催

講演:市川 哲史氏(音楽評論家)
         馬場 伸彦(メディア表現学科教授)

 

音楽評論家・市川哲史さんを迎え、本学メディア文化論・馬場伸彦との公開対談。アイドルのグループ化はいかに起きたのか。AKB48、Kポップ後の音楽業界の行方を議論した。

 

 

 今日のアイドルは集団化した。個人よりグループ。記号化された身体は、二次元と三次元の中間的存在でもある。もはやアイドルはテレビから誕生するのではなく、ライブやネットの中から誕生する時代だ。AKB48はその代表である。選抜の歓喜から落選の葛藤、グループ内の競争やプライベートな日常までをファンに公開することで、誰もが巻き込まれていく。しかも、個人のアイドルではないから、組み合せを変えれば、どんどん増幅できる。市川哲史さんは、「戦隊ヒーローものが原風景にある。モーニング娘。以降、それをリアルショーとしてコンテンツ化させた」という。いつも誰かに見られている。見られることを前提に積極的に見せていく。「あれだけたくさんいるのだから、誰か好みの子は見つかる」。 
 AKB48は昨年のグッドデザイン賞にノミネートされ、ビジネスモデルにおいて高い評価を得た。つまり音楽というよりも今日的エンターテインメントの優れたシステムなのである。「しばらくはグループアイドルの時代が続く。でもそれに飽きるときは必ず来る。すると祭りの後のような虚無感と草も生えていないような荒野が広がるかもしれない」。(B)

 

 

 

 

 



 

 

 

 

 

 

 

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