○第三幕○
《第一場》 オリヴィア邸の庭園
オリヴィアは、使者として来たセザーリオ(ヴァイオラ)に求愛するが、拒絶される。しかし、
彼女の想いは、募る一方で、再び訪れるように頼む。
《第二場》 オリヴィア邸の一室
アンドルーは、オリヴィアがセザーリオ(ヴァイオラ)に好意を示すのを見て不平を言う。
トービーは丸め込んで、セザーリオと決闘するようにそそのかす。
《第三場》 街上
セバスチャンは、街を見物しようとするが、アントーニオは公爵に捕まえられることを恐れ、彼に
自分の財布を預けて別れる。
《第四場》 オリヴィア邸の庭園
マルヴォーリオは、例の偽の手紙に書いてあった通りの奇抜な服装でオリヴィアの前に現れる。
何も知らないオリヴィアは、彼は気が狂ったのだと思う。一方、オリヴィアからの求愛を再度拒絶し、
邸を去ろうとするヴァイオラに、トービーとフェイビアンがアンドルーとの決闘をけしかける。
そこへセザーリオ(ヴァイオラ)をセバスチャンだと思ったアントーニオが現れ、仲裁に入る。ところが、
役人に見つかり捕らえられてしまい、自分を知らぬというセザーリオを裏切り者と責める。
ヴァイオラは、彼の言葉に兄が生きていて、自分と間違えられたのではないかと思う。