甲南女子大学|KONAN WOMEN'S UNIVERSITY

ワタシ×甲南女子大学 等身大の学生インタビュー

CHISAKI HAYASHI 林 知沙季 さん 看護リハビリテーション学部 理学療法学科

看護リハビリテーション学部 理学療法学科 林 知沙季さん

諦めそうになった分だけ、乗り越える力に変えてきた。

私は今、理学療法士をめざして猛勉強中です。でも実は、あまりの大変さに耐えきれなくなって、2年生のときに理学療法士の道を諦めようと悩んだことがあるんです。いま振り返ると、やるべき事からただ逃げていただけなんですけど、あの頃の私はそんな自分の甘さにも気づけないほど子供でした。

そんなとき私を支えてくれたのが、甲南女子大学で出会った友人や先生です。諦めようとしている気持ちを打ち明けたとき、同じ大変さを味わっているはずの友人は涙を流して引き止めてくれ、学科の先生は何度も何度も熱心に相談にのってくれました。

「あぁ、私はこんなに素晴らしい人たちに支えられているんだ」と心の底から実感した出来事でした。当たり前すぎて忘れがちですが、人は誰かに支えられて生きています。そのことに改めて気づけたことで、自然と感謝の気持ちがあふれてきて、「支える人」になることへの決意がより強くなりました。

医療人である理学療法士は、患者さんのことを思いやり、寄り添うことから仕事がはじまります。だから、友人が落ち込んだりしているときは、今度は私がムードメーカーになって笑わせたり、話を聞いて励ましたりするように心掛けました。理学療法士をめざす者としては、いちばん近くで同じ夢に向かって進む友人くらい支えられないと。

誰のなかにも弱い自分はいます。大切なのは、そんな自分から逃げないこと。まわりの仲間と支え合いながら、一緒に乗り越えていけばいいんです。そうやって乗り越えた分だけ、仲間との絆も自分自身も強くなっていくから。これから先も、いろんな困難が待ち受けていると思います。でも、今の私なら、この仲間となら、きっと乗り越えていける。かけがえのない4年間を過ごした今だから、自信をもってそう言えます。

YUNA MATSUURA 松浦 由奈 さん 文学部 メディア表現学科

文学部 メディア表現学科 松浦 由奈さん

自分らしくいることが、自分をいちばん輝かせる。

兵庫県・丹波篠山は、私の大好きなふるさとです。豊かな自然に、歴史情緒あふれる美しい街並み。私を育んでくれた丹波篠山をもっとアピールしたいという思いから、甲南女子大学に入学してからの2年間、丹波篠山観光大使を務めていました。

高校生の頃の私は、心のなかに「自分」を持ってはいたものの、あまりそれを表に出すタイプではありませんでした。でも、メディアや表現に関して幅広く学べるメディア表現学科に入って、自分を自由に表現することの大切さを知ったことで、観光大使の活動も自信を持って取り組めました。「もっと丹波篠山を全面に出していったほうがいい」。私の個性を肯定してくれる友人や先生も、私に自信と積極性を与えてくれました。

大学入学前後で私がどれほど変わったのか、とてもわかりやすい例があります。それは、裏方であるテレビ制作に興味があってメディア表現学科を選んだ私が、今では表舞台のアナウンサーを志望しているということです。

そして、夢を叶えるために東京のアナウンサー学校に迷わず飛び込めたのも、そこで出会った都会的でモデルのような女性に気圧されなかったのも、昔の私からは想像もできない変化です。この大学で育まれた自分らしさを発揮する力は、どこへ行っても通用するんだということを改めて知ることができました。

私は私。誰かになろうとしたり、みんなと一緒になろうとしたりする必要なんてない。自分らしくいることが、自分らしさを出すことが、素敵な自分でいられるいちばんの方法なんだ。シンプルだけど何よりも強い、私が手に入れた答えのひとつです。

MOMOKA AIHARA 相原 百花 さん 人間科学部 文化社会学科

人間科学部 文化社会学科 相原 百花さん

ファッションは見た目じゃない。しなやかに生きる力だと思う。

甲南女子大学に入学してから、私は読者モデルになりました。もともとオシャレは大好きでしたが、まったく予想外の出来事でした。でも、もっと予想外だったのが、大学で学んでいくうちに、私のファッションに対する価値観が大きく変わっていったことです。

大学に入る前は、ファッション=キレイな服や靴、バッグなどで着飾ることだと思っていました。ちょうど読者モデルのような感じです。でも、それはファッションの表面的な部分でしかありませんでした。大学でファッションやメイクなど、女子にまつわる文化を体系的に研究していったことで、ファッションは衣・食・住のすべてにかかわることだとわかりました。つまり、ファッションとは、どう生きるかにつながっているんです。まわりに流されることなく、なにを選び、どこへ向かうのかを自分の意思で決める。そんなしなやかに生きていく力こそが、ファッションなのかもしれません。

この大学には表面的なファッションではなく、ちゃんと自分を理解・表現している女性がたくさんいます。そして、女子大ということもあり、みんな自然体です。だから、オシャレについてはもちろん、就職について、夢について、人生について、いろんなことを率直に語り合える大切な仲間にも出会えました。そんな環境で学ぶことができたのも、私にとっては大きな財産です。

ファッション関連の繊維商社に就職が決まっている私ですが、この先、結婚・出産・育児とライフステージは、どんどん変化していくと思います。どんな変化が起きても、状況に合わせて最適な道を選択していける女性。そんな、しなやかでカッコイイ自分になることが、今の私の目標です。

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