みなさん、こんにちは
総合子どもコモンルームです
10月に入り、だいぶ涼しくなってきましたね
学生達も後期の授業が始まり、賑やかなコモンルームが戻ってきました
今回は、山下先生のゼミでの講演の様子をお届けします
総合子ども学基礎演習ⅡB(山下クラス)では、特別なニーズをもつ子育て家庭への支援をテーマに、障がいやDV、外国にルーツをもつなど、困難をかかえる家庭への理解と支援を学んでいます。
10月3日には当事者から学ぼうということで、元児童相談所のケースワーカーで視覚障がい者であるC・Gさんをお招きし、「寄り添う誰かがいる限り」というテーマで講演いただきました。
中途視覚障がい者の心理、障がいの理解、視覚障がい者への支援について、ご自分の体験を中心にお話くださいました。日常生活で困ること、工夫していること、支援してほしいこと、手引きの仕方、声のかけ方など、なかなか聞けないことを知ることができました。
また、勉強されている点訳本や点字器を紹介してもらいましたが、1冊の本が点訳本になると、こんなに分厚い本4冊にもなると知り驚きました。日常で使っておられる点字シールをプレゼントしてもらいましたが、目で見て確かめても容易には読めません。6つの点で表す点字を指の腹でたどって読むのはたいへんなことと分かりました。
「今できることを楽しむ」「100%辛いだけじゃない」という講師の前向きな姿に感動しました。そして、今まで障がい者の方にどのように声をかけたらよいのかわかりませんでしたが、支援の仕方を教えてもらったし、自分も目標をもって頑張ろうと思いました。
大学の中にも点字表記がたくさんありますね!日常使うものにも、視覚障がい者が使いやすいように工夫されているものもあります。みなさんも見つけてみてください。そして、あなたができる支援があります。ちょっと勇気を出して声をかけてみましょう。
C・Gさんから最後に「これからのみなさんへ」と温かく力強いメッセージをいただきました。
〇何があっても、自分を見捨てないで
〇寄り添う誰かがいる限り