甲南女子大学 ブログコレクション

甲南女子大学

学科日誌 日本語日本文化学科

日本語日本文化学科 授業のご紹介

授業のご紹介
今日は、「日本語日本文化学科」根来先生の授業をご紹介します

「古典文学入門」の授業では、古典を深掘り・再発見して楽しむことをモットーにしています。
和歌を取り上げた回では、「序詞」について学習しました。
「序詞」とは、形のない“想い”を伝える比喩表現のこと。

たとえば、次の2つの和歌をみてください
①ぬばたまの 黒髪山の 山菅に 小雨降りしき しくしく思ほゆ
②夢のみに 継ぎて見えつつ 竹島の 磯越す波の しくしく思ほゆ

同じ「しくしく思ほゆ」(しきりに恋の相手のことが思われる)という結句が使われていますが、①は小雨が降るように静かな“思い”、②は波が打ち寄せるように激しい“思い”です。“思い”のイメージを具体的にするのが、序詞のはたらきです。

…ということで、受講生の皆さんにも、現代版「序詞」を作ってもらいました。
その作品の中から、2つ紹介します

甲南女子大学 ブログコレクション

ページトップへ