甲南女子大学 ブログコレクション

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学科日誌 総合子ども学科

10月になりました!!

みなさん、こんにちは
総合子ども学科コモンルームです

早いもので10月に入り、少し朝晩は涼しくなってきましたね
後期も始まり、コモンルームの前も学生のみなさんの声でにぎやかな毎日です

コモンルーム前の天井も10月バージョンに変身

10月の行事として十五夜がありますが、みなさんは十五夜がどういう意味かご存知ですか

十五夜とは旧暦の8月15日に行われる月の神様に感謝とお願いをするお祭りです。
主に農家の人が今年の作物の出来を感謝し、来年の作物の豊作を月に願うものでした。
旧暦の8月は現在では9月にあたり、米の収穫の時期です。
旧暦は現在の暦とは違い、月の満ち欠けを基準として決めていました。

昔の人は月が欠けて、また満ちていくというのを人生や、家族、大きくはその地域に見立てていました。
人が繁栄や衰退を繰り返す様子を月の満ち欠けになぞらえて大事にしていたと言います。
収穫の秋とも重なるこの時期の、月が一番綺麗に見える日(中秋の名月)に大事な月にお供えを捧げる習慣がこの十五夜です。

十五夜といえば、満月と思う方もいると思いますが、十五夜と満月は毎年2日ほどずれているそうです。ちなみに2017年の十五夜は10月4日ですが、その一番近い満月は6日だそうです。

十五夜ではススキを飾りますが、昼の神様に捧げるのは稲穂、夜の神様に捧げるのはススキなのだそうです。
これはこうべを垂れる稲穂には女性的なイメージがあり、ピンとまっすぐに立っているススキは男性的なイメージがあることから各々の捧げ物になったと言われています。

また、十五夜には丸いもの=満月に見立てて、丸いものを供えるという地域もあります。その後、そのお供え物をいただく事で月の力を自分にも分けてもらうというおまじないのようなものという考えもあるようです。十五夜のお団子は本来「真っ白な白玉だんご」を供えるものだという風習もあるそうです。これは、月は霊力を持った真珠のようなものと、信じられていたことに由来し、その真珠を模した真っ白な白玉団子を飾ってお祈りしたそうです。

今年は月を見ながら、お団子を食べるのもいいかもしれませんね
今回、コモンルーム前の天井製作は、学生さんにも手伝って頂きました

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