甲南女子大学 ブログコレクション

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学科日誌 生活環境学科

神戸市 水の科学博物館で「おふろ王国ものがたり」の上演とエコ工作(中野ゼミ)

7月21日(日)、神戸市水の科学博物館で
「おふろ王国ものがたり」の上演と、エコ工作が実施されました

「おふろ王国ものがたり」の上演は、
中野ゼミ3年生が行ったものです

おふろ王国に腰痛、肩こりをはやらせるためにやってきた
コリコリ星人をおふろ好きにさせることによって、
おふろ王国のメンバーとして加え、
腰痛、肩こりを直してしまおうというストーリー

3年生は、水の科学博物館に行くのも上演も初めてでしたが、
会場いっぱいになる親子が参加してくださいました
おふろ王女や執事、コリコリ星人に扮した配役の学生が、
日頃の練習の成果を精一杯披露しました

この活動の趣旨は、無駄ではない水の消費の仕方として、
健康と美容にもよい入浴をお勧めするものです
つまり、「水をもっと使ってください」ということなんですが、
何と、節水を呼びかけてきた神戸市水道局と
給湯機器メーカーであるノーリツ、
そして甲南女子大学の中野ゼミが
産官学連携の形でこの活動を展開しています。

なぜ、この活動をやっているのかというと、
環境にいいことと思って進めてきた節水が、
予期しなかった別の問題を起こしているとわかってきたからです。

まずは節水が進みすぎた結果、かえって水質が悪くなる傾向にあります。
理由を説明すると長くなりますので、「現代環境論」などの授業で学んでください。

また、節水が進んだ結果、
水道料金があまり入ってこなくなったために、
古くなった水道管を新しく取り換える費用が入らなくなって、
陥没事故などが発生したらどうしよう、という状態が続いています。
大変深刻な問題なので、神戸市以外にも京都市、仙台市、全国10大学も
加わった全国展開の活動に発展しています。

環境問題への対策をバランスよく進めるのは難しいということがよくわかります。

劇上演のあとは、参加してくださった親子に移動していただき、
別の会場で中野ゼミの4年生がエコ工作を実施しました
今回は先日、大阪で開催されたG20のテーマでもあった
海洋プラスチックごみ問題をこどもたちにもわかってもらおう、
というものです。

こちらも大変難しい問題
紙のストローとプラスチックのストローを連結して
「くるくる体操選手」をみんなでつくって、
プラスチックが海の生き物に悪い影響を与えていることや、
紙とプラスチックの分別の方法を学んでいただきました

また、お菓子の袋には
プラマークがついているということに気づいてもらい、
プラマーク付きのお菓子袋にファスナーをつけて、
小物入れをつくってもらいました

3,4年生とも汗だくだくになってしまいましたが、
今回は大勢の子どもたちに参加していただくことができ、
大変やりがいのある1日となりました

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