今年は、明治維新から150年。
尾張藩14代藩主 徳川慶勝公の没後135年にあたります。
「日本の伝統文化をつなぐ実行委員会」はこれらを記念し
徳川慶勝公が幕末から明治にかけて撮影した貴重な写真を、
愛知県内のそれぞれのゆかりの地で特別展示・講演会をします。
この事業には、本学科非常勤講師である市川櫻香先生が代表を務める、
NPOむすめかぶきが関わっています。
尾張の遺産、殿様の写真 特別な展覧会HP
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先月、9/23・24に「尾張の遺産、殿様の写真 特別な展覧会」第一回目が
名古屋城 本丸御殿孔雀之間にて開催されました。
藩主であった慶勝にしか撮れない名古屋城の写真達。
およそ150年前に撮られた現場に里帰りです。
10時半より、名古屋東照宮雅楽部によるオープニングセレモニー
「尾張徳川の雅楽」が始まりました。
雅楽は、平安時代から公儀に用いられてきた芸能。
今回名古屋城では、150年ぶりの演奏となります。
晴天青空の下、本丸御殿 北側前庭にて神聖なる演奏が響き渡りました。
11時からは写真展と共に、講演会も特別開催。
「義勝ってだれ?」をテーマに、メディア評論家と学芸員の見解から、
殿様の写真談を写真屏風と共に論じます。
この講演の特別ゲストに、本学科・馬場伸彦教授が招かれました。
講師:馬場伸彦(甲南女子大学教員)、原 史彦(徳川美術館学芸部)
聞き手:市川櫻香
本丸御殿孔雀之間には、屏風仕立ての貴重な写真・その合間に生け花が展示され、
内装の木のにおいが濃く漂い、
神聖な空間の中 皆さん真剣な眼差しで話を聞かれていました。