新型コロナウイルスが蔓延し、
いまだ予断を許さない状況。
これまでの大学の在り方が見直され、
当たり前だと思われていた環境が一変してしまいました。
それでも、わたしたち甲南女子大学は、
人と人が交流し、
対話と協働を通じて成長するコミュニティという
本来の大学の姿を何よりも大切にしたいと考えています。
コロナ禍で学園創立100周年を迎えた2020年、
わたしたちは「新しい学校様式」をスタートさせました。
甲南の丘に集う、学生・教職員・
キャンパスライフを支えるスタッフが
ともに感染症対策に取り組んでいます。
対面式とオンラインが融合した新たな授業形態、
制限がある中でも、
さまざまな工夫やサポートによって、
今後も楽しく深い学びの実現を目指していきます。
2021年度授業方針について
CLASS POLICY
2021年度は感染症対策を徹底しながら、
対面授業を中心に行います。
教室では、座席の間をあけて社会的距離を取り、
マスク着用、手洗いや手指消毒を徹底しています。
対面授業は「受講生を50名以下、
収容定員の１/2以下」に制限して開講。
受講生の多い授業については、
オンライン授業（オンデマンド方式）を実施します。
学外での活動についても
オンライン併用を含めたあらゆる方法を検討。
感染拡大に歯止めがかからない状況が続く場合には、
オンライン授業の比率を高めることも想定しています。
甲南女子大学では、今後も分析と工夫を重ね、
学生・教職員の安全確保に努めながら、
充実した授業の実施に取り組みます。
施設の感染症対策
GUIDELINES
本学では、「甲南女子大学 新型コロナウイルス感染防止ガイドライン」を策定しています。
このガイドラインに則り、学生・教職員がともに、以下のような取り組みを行っています。
本学では、「甲南女子大学 新型コロナウイルス感染防止ガイドライン」を策定しています。
このガイドラインに則り、学生・教職員がともに、以下のような取り組みを行っています。
検温・消毒・手洗いの徹底
大学入構時の検温
大学入構時に検温を行うため、正門と管理棟下（スクールバス降車場所）にサーマルカメラを設置しています。必ず大学入構時の体温を確認し、37.5℃以上の場合は保健センターで個別に検温しています。
消毒・手洗い
各建物の出入口付近には、アルコール消毒液を設置しています。大学構内（スクールバス乗り場／車内含む）ではマスク着用と併せて、アルコール消毒液での手指消毒やこまめに手洗いを行うことを徹底しています。
図書館
館内は1日に2回以上、アルコール消毒を行っています。出入口やカウンター前にはアルコール消毒液を設置しており、手指消毒を行ってから入館するように徹底。また、本館1階に除菌ボックスを設置して、利用者自身で本の除菌を行うことができたり、窓口カウンターにビニールカーテンを設置したり、密接にならないよう一部使用休止の場所も設けるなど、感染症対策を行っています。
ソーシャルディスタンス
スクールバスの利用
スクールバス乗り場では、密接にならないよう間隔を空けて目印を設置。輸送能力との両立を図るため、バス乗り場・バス車内とも自然換気と機械換気を併用し、会話を控えるよう皆さんのご協力をお願いしています。
エレベータの利用
密閉空間、密集場所、密接場面を回避するため、エレベータの利用は極力控えめにしています。使用する場合は、間隔確保のため各エレベータ入口に記載している乗車人数の制限を守って利用しています。
トイレの利用
トイレやパウダールームでも密接にならないよう注意しながら利用。順番を待つ際も、ソーシャルディスタンスを保ちながら並んでいます。利用後はトイレの蓋を閉めた状態で流すようにしたり、手洗い時のハンドドライヤーを利用不可とするなど、感染症対策を行っています。
食堂の利用
利用前に必ず石鹸での手洗い、またはアルコール消毒による手指消毒を徹底しています。列に並ぶ際には密接を避けるため、1m以上の間隔をあけて足型マークを設置。座席も間隔を空けて座るよう、使用不可の座席と一部のフロアでパーティションを設けています。また、食事中の会話は厳禁で、会話をする際は必ずマスクの着用をお願いしています。
教室・パソコン自習室の利用
座席の間隔を1〜2m空ける、使用不可の座席への着席は禁止するなど、3密を避けるための工夫を行っています。教室・自習室の利用前後は、手洗いおよび手指消毒を必ず行い、室内ではマスクの着用を徹底しています。
こまめな換気・清掃
教 室
授業中は定期的に換気を実施しています。授業中の私語は控えるようにし、感染症対策を行っています。
体育館
体育館では、密閉空間、密接場面を回避するため、ドアを開放し常に換気を行っています。入館する場合は、手洗いおよび手指消毒を必ず行い、密集をさけて利用しています。
スクールバス
すべてのバスに機械換気（5分で空気の入れ換え）の設備を搭載し、車内換気を行っています。バスは原則、窓を開けて運行しています（天候により対応）。また、毎日、運行後に車内の清掃と消毒を実施し、感染症対策を行っています。
KONAN WOMEN'S ORIGINAL GOODS
甲南女子学園では「感染症対策の身だしなみ」として、
全ての学生・生徒に、
マスクケース等のオリジナルグッズを配付しています。
新しい生活様式にあわせた取り組みの一環として、
日々の感染症対策と啓発を目的としています。
- マスク／マスクケース
- マスク着用を徹底しています。感染対策の身だしなみとしてマスクを提供。さらに、外したマスクを衛生的に管理できるよう、オリジナルマスクケースも同梱しています。
- ハンカチ・ハンカチクロス
- 飛沫防止としてハンドドライヤーが使用できないため、通学時にはハンカチの携帯を。洗濯して交互に使えるようにとデザインの違う2種類のオリジナルハンカチを配付。食事の際にクロスとしても活用することができます。
ポーチ
甲南女子大学では毎日お昼の時間に校内放送が流れ、食事中の感染防止に向けた注意喚起を行っています。放送では食事の際のソーシャルディスタンスの徹底や身だしなみグッズにあるクロスの利用を促し、学生全員が意識的に感染防止に取り組めるよう努めています。
キャリア・留学サポート
CAREER AND STUDY ABROAD SUPPORT
ハイブリッド型キャリアサポート
コロナ禍においても対面とオンラインを併用し、
途切れることのない支援を実施
個人面談、ガイダンス、セミナーなど、対面だけでなく動画配信によるオンライン就職サポートも実施。キャリアセンタースタッフによる個人面談では、履歴書、エントリーシートの添削や面接練習、就職に関する悩み相談など、学生に寄り添った支援を行っています。2021年3月卒業生の進路満足度は、96.5%と高い数値を示しています。
オンライン留学プログラム
語学学習、学生交流や文化体験、
インターンシップ体験など複数のプログラムを提供
世界中の教育機関でオンラインツールを用いた学生交流が急速に広まっている中、本学では、海外協定校や実績ある海外語学学校などと連携し、オンライン留学プログラムを導入しています。2020年度実施プログラムでは、韓国・梨花女子大学校、インドネシア・ガジャマダ大学、カナダ・サイモンフレーザー大学のプログラムを実施しました。引き続き、さまざまな種類のプログラムを提供します。
こころのサポート
MENTAL HEALTH SUPPORT
学生・保護者のからだとこころの健康をサポート「こころの支援室」
保健センター「こころの支援室」では、学生と保証人の皆様を対象とした相談を受け付けています。学生生活を送る上での様々な問題や悩み（学業・進路・対人関係・健康・性格・その他）について、どんなことでも相談できます。必要に応じて心理検査等を受けることもできます。カウンセラーは、相談内容について一緒に考え、問題の解決に協力します。
※相談内容の秘密は守られます。
| 開 室 | 月～金 9:00～17:00 |
|---|---|
| 場 所 | 4号館6階（1階に教務課や学生生活課のある建物） |
月に１回のペースで、コラムをWebで配信コラム通信「こころの扉」
こころの支援室のカウンセラーから学生のみなさんへ、月１回メッセージをお送りします。こころの仕組みについてや、どうやって気持ちを落ち着けるかなど、こころについてみなさんの役に立つようなお話やカウンセラーが今感じていることなどを載せています。いろんな情報に疲れたときに、読んでください。
＜過去の配信コラム（一例）＞
- ●話すことってそんなに大事？
- ●ステイホームを満たす行動にするには？
- ●私の感じ方、あなたの感じ方
- ●ものさしは１つじゃない
- ●意識して休息を取ろう
TOPICS 01甲南の丘のキャンパスに
「キッチンカー」が仲間入り！
大学生協プレゼンツのキッチンカー企画。日替わりで様々なキッチンカーが甲南女子大学にやってきます。コロナ禍で落ち着かない状況が続く中、甲南の丘で過ごすひと時が少しでも心地よいものになりますようにと大学生協・教職員が想いを込めて企画しました。
TOPICS 02甲南女子大学公式
LINEスタンプをリリース！
甲南女子大学は、学園創立100周年を記念して、公式LINEスタンプをリリースしました。コロナ禍で様々な制限がある中でも在学生・同窓生・教職員の皆さんに、「甲南女子のつながりを感じてもらいたい」と想いを込めて、学生自治会「清光会」の取り組みにより公式キャラクター「Nacoちゃん」がLINEスタンプになりました。
甲南女子大生のReal Voices
～大学の感染症対策について～
対面授業ではきちんと間隔をあけて座り、人数が多い授業はオンラインに切り替えるという点。
机などを誰もが除菌できるようにアルコールと
ペーパータオルをどの部屋でも設置してほしいです。
サーマルカメラが設置されていることで、検温をすることが習慣となりました。
食堂のアクリル板の置いてある数にびっくりしました！
サーマルカメラを通ってなかったりする人も居たりすることがあまり良くないなと思いました。
昼休憩のコンビニが混雑する。
入場制限や規制が必要だと思う。
アルコール消毒が至る所にあるため、消毒を自然と行うことができる。
換気のために窓が開けられていたため、
冬は屋内（特に食堂）にいても、
とても寒かったです。
ただ感染予防を呼びかけるだけではなくて、
グッズを配布してくれた点はとても嬉し
かったし、
使いやすくて便利です。
バス内で一時的にマスクをせずに会話をしている人を見かけたことがあるので、バス内での会話を厳禁にしてほしいです。
どの先生の授業においても密を避けて換気を徹底しておられるので、授業も安心して受けられる点が良いと思いました。
対面とオンラインとを併用し、柔軟に対応する授業体制。
ソーシャルディスタンスを保ち、
マスク着用や手指消毒、換気等を徹底する環境づくり。
自ら進んで感染症対策を心がけられるように、
オリジナルグッズを配付するなど、
さまざまな感染症対策・啓発に取り組んでいます。
それは、学生・教職員がともに
安心して充実した時間を過ごすためのもの。
今後もさまざまな工夫を重ねながら
コロナ禍であっても、楽しく深く学び続けられる、
成長できる大学を目指します。
公式Twitterでお役立ち情報を紹介！
公式Twitterでは在学生向けにキャンパスライフの
お役立ち情報等を紹介しています。
「新しい学校様式」の取り組みについても随時お届けする予定です。
