甲南女子大学 国際子ども学研究センター
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主催する「子ども学」講演会をご紹介します。
「子ども学」講演会は参加費無料・事前申し込み不要のどなたにでも参加いただける会です。
各年度の講演会についてはこちらから。

2007年度

第57回「子ども学」講演会 2007年12月6日

発達障害がある子どもとその家族のケア

自閉症・広汎性発達障害・アスペルガ−症候群・ADHD・LD・・・発達障害といわれる障害、ここ数年の間で新聞やテレビで耳にすることが随分増えました。幼稚園や小学校のクラスを見渡すと、1クラスに数人いることが少なくありません。障害がある子ども自身もですが、発達障害の主たる症状が対人関係のトラブルであるため、家族やクラスメイトにとってもケアが必要です。これほど多くの人にとってケアが必要であるにも関わらず、その方法については殆ど知られていません。発達障害がありながらも健康に社会生活を送っていくためには、2次障害が起こる前の幼児期からケアを始めていくことが大切です。障害の特徴・取り巻く環境・子どもと家族へのケアについて、ビデオを使いながらお話します。

プレゼンター:江口 博美(株式会社Kid's Power代表取締役社長)
司会:稲垣 由子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/発達行動小児科学)


第56回「子ども学」講演会 2007年11月8日

愛情品質

かけがえなのない我が子に「親が与える子供への愛情」。それがファミリアの物作りの原点となっています。
その愛情がどのような形で衣料や雑貨など、子どもにとって良いものに出来上がっていくのか・・・色の考え方、素材の選び方、そしてデザインやシルエットなど子どもがすこやかに元気に成長してくれることを願い、すべてにこだわりを持つファミリアの物作りの一部をご紹介させていただきます。

パネリスト:麻田 摩美(株式会社ファミリア 商品本部デザインディレクター)
司会:森 津太子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科准教授/人間発達学)


第55回「子ども学」講演会 2007年10月4日

子育ての何を支援するのか? −子育て支援のチームアプローチを考える−

乳幼児に接したことがないまま親になる人の割合が50%を越え、子育てに対する不安感、負担感を感じる親はますます増えているといわれています。地域ではさまざまな子育て支援の場が提供されるようになってきましたが、どのような親にどのような支援が必要とされているのでしょうか?リスク別子育て支援事業として神戸市で試みられている「極(超)低出生体重児に対する支援プログラム」の実践例を紹介しながら、子育て支援のチームアプローチについて考えてみたいと思います。

プレゼンター:佐藤 眞子(甲南女子大学人間科学部心理学科教授/臨床心理学(臨床心理士))
パネリスト・司会:稲垣 由子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/発達行動小児科学)


第54回「子ども学」講演会 2007年6月14日

子育てのなかの家族 ―支配・暴力と向き合う―

現在の家族は子どもにとって安全でしょうか。家の中で起こる支配関係と暴力は家族の生きる力を侵害しつづけています。家族というあたたかなはずの絆という関係性は、人々をそこから逃れようとしても逃れることができないものとしてきました。その結果、暗い闇の底に埋もれていた事象は、子どもの問題として、子どもの次世代へと受け継がれています。家族間の権力や支配力を行使する暴力が子育てにどのような影響を及ぼし問題が起こるのかについて考えていきます。

プレゼンター:友田 尋子(甲南女子大学看護リハビリテーション学部看護学科教授/小児看護学)
パネリスト:細辻 恵子(甲南女子大学人間科学部行動社会学科教授/家族社会学)
司会:稲垣 由子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/発達行動小児科学)


第53回「子ども学」講演会 2007年5月17日

フィンランドの子育てと教育改革
〜環太平洋乳幼児教育学会(PECERA)会長B.スポデック教授をまじえて〜

フィンランドの教育は、OECDの32カ国学力比較調査(PISA)で読み書き、数学、理科等で高順位を占め、世界の注目を集めています。フィンランド、ノールウェイ、デンマーク等の北欧諸国の教育改革は1990年代に始まりその成果はめざましいものがあります。幼児教育では、3歳までは家庭での子育てを社会全体で支援し、就学前と初等学校の段差をなくし、子ども主体の教育方法を展開しています。この改革と教員養成改革を中心になって行ってきたヘルシンキ大学の幼児(就学前)・初等教育学教授ミコ・オヤラ先生をお招きし、お話をききます。

プレゼンター:ミコ・オヤラ(Mikko Ojala)(ヘルシンキ大学教授/幼児初等教育学)
パネリスト:バーナド・スポデック(Bernard Spodek)(イリノイ大学名誉教授・環太平洋乳幼児教育学会会長/幼児教育学)
司会:白川 蓉子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/幼児教育学)


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