甲南女子大学 国際子ども学研究センター
所長メッセージ 沿革 「子ども学」講演会 「子ども学」研究誌 ご意見・ご感想 事務局
HOME「子ども学」講演会 > 2008年度 >

主催する「子ども学」講演会をご紹介します。
「子ども学」講演会は参加費無料・事前申し込み不要のどなたにでも参加いただける会です。
各年度の講演会についてはこちらから。

2008年度

第63回「子ども学」講演会 2008年12月4日

チンパンジーの子育てから学ぶ

人間とチンパンジーは同じ祖先から進化してきました。道具の使用や社会関係の豊かさなど、よく似たところがたくさんあります。そこで今回は、赤ちゃんが発達していく道すじや、お母さんがどのように子育てをしているのかを比べてみます。母子のかかわりの重要な共通性とともに、あおむけ姿勢や手渡す保育など、人間の子育ち、子育てのユニークさが浮かびあがってきます。

プレゼンター:竹下 秀子(滋賀県立大学人間文化学部教授/発達心理学・比較行動発達学)
パネリスト:細辻 恵子(甲南女子大学人間科学部文化社会学科教授/家族社会学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第62回「子ども学」講演会 2008年11月13日

子どもが命の尊さを学ぶとき

命に対する優しさや大切さを見失ってしまったような、凄惨な事件が続いています。人は命の尊さや大切さを理解する能力を、生まれながら身につけているのでしょうか? それとも、いくつもの「重要な」経験を経て、「学習」するのでしょうか? 昆虫たちや小さな生き物たちとのふれあいの中から、命の大切さを学んだ生物学者を招いて、幼い子どもが命の尊さを如何にして習得するのかを考えます。

プレゼンター:城田 安幸(弘前大学農学生命科学部准教授/進化生物学、行動生態学)
パネリスト:白川 蓉子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/幼児教育学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第61回「子ども学」講演会 2008年10月23日

三つ子の魂、どんな魂?−幼児期の心の発達をさぐる−

蝶々がかつて青虫であったことを忘れた顔をして飛び舞っているように、昔は自分も子どもであったことを、大人はすっかり忘れています。今回の講演は、「心の理論」研究など発達心理学の最新の成果を参照しながら、かつては私たちの姿であった幼児の「心」がどのように育っていくのかに迫ります。

プレゼンター:子安 増生(京都大学大学院教育研究科教授/発達心理学)
パネリスト:西尾 新(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科准教授/認知心理学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第60回「子ども学」講演会 2008年7月17日

子どもは変わる・大人も変わる〜人間発達の可塑性と愛着の役割〜

子育ての中で、親自身が孤立し乳幼児にストレスのはけ口を求め虐待に走り、ついには子どもを死なせてしまう場合すらあります。また、親の中には我が子を猫可愛がりにする傾向も見うけられます。これらは、子どもの発達を阻み、子どもを支配するという点では同じです。このような歪んだ環境の中で心身ともに深く傷つきながらも、発達を遂げる子どもの可塑性や弾力性とは何かを探ります。

プレゼンター:内田 伸子(お茶の水女子大学教授・副学長/発達心理学)
パネリスト:稲垣 由子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/発達行動小児科学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第59回「子ども学」講演会 2008年6月26日

ロボットから赤ちゃんを読み解く

赤ちゃんは未知なるものと思われてきましたが、最近は多様な分野から赤ちゃんの研究が急速に進められています。今回はロボット学から赤ちゃんのミステリーに迫ります。赤ちゃんロボットを用いた胎児の脳の発達のシミュレーション、抱っこによる親子の触れ合い、対人関係や社会性の獲得などを通して赤ちゃんの成長・発達の素晴らしさを捉えます。

プレゼンター:浅田 稔(大阪大学大学院工学研究科教授/ロボット学)
パネリスト:友田 尋子(甲南女子大学看護リハビリテーション学部看護学科教授/小児看護学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第58回「子ども学」講演会 2008年5月22日

子育てのチャイルド・ケアリング・デザイン

子育てには、育児・保育・教育が重要なことは誰もが認識している。しかし、育児は家庭、保育は保育所、教育は幼稚園、とバラバラで行っているのが現状。育児には家庭技術として培われたものがあり、保育・教育には社会技術としてのノウハウがある。子どものことを考え、お互いの良い面を総合して、子どもが豊かに育つための、より良い子育てシステムをどう創るかを考える。

プレゼンター:小林 登(東京大学名誉教授、国立小児病院院長、国際小児科学会会長などを歴任。学際的な研究体系として「子ども学」を提唱、現在「日本子ども学会」代表)
パネリスト:波平 恵美子(九州芸術工科大学(現九州大学)、お茶の水女子大学で文化人類学を教える。関心の領域は、子どもの世界の文化人類学、いのちの文化人類学など)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


▲TOP


Copyright (c) International Center for Child Studies (Konan Women's University), All rights reserved.
このサイトに掲載する文章、イラスト、画像等の無断転載を禁じます。