甲南女子大学 国際子ども学研究センター
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主催する「子ども学」講演会をご紹介します。
「子ども学」講演会は参加費無料・事前申し込み不要のどなたにでも参加いただける会です。
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2010年度

第74回「子ども学」講演会 2010年12月2日

豊かな社会の中での"ドゥーラ"
〜誰がするのか どこでするのか〜

"ドゥーラ(doula)"とは、妊娠・出産・育児をする母親を助ける女性のことです。生命をバトンタッチする子どもを生み育てる母親へのエモーショナル・サポートが不可欠です。ところが、物質中心の豊かな現代社会では、それをするドゥーラはなくなり、家族の支援のない母親、シングルマザー、若年妊婦、貧困などなど。子どもが豊かに育つサポート環境の現状について考えます。

プレゼンター:小林 登(東京大学名誉教授・日本子ども学会理事長/小児科学)
パネリスト:岸 利江子(イリノイ大学シカゴ校卒・CRNドゥーラ研究室 助産師)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第73回「子ども学」講演会 2010年11月4日

童話の中の子どもたち
 〜近代日本の子ども観〜

児童文学には大人の<子ども>への思いが詰まっています。今日の私たちの子どものイメージ、子どもを純粋無垢で特別な存在と見る観点は、日本では大正時代、作家や詩人たちによる「童話・童謡」運動から広がりました。そこではどんな子どもが描かれたのか?近代日本の児童文学と子ども観の形成について考えます。

プレゼンター:河原 和枝(甲南女子大学文化社会学科教授/文化社会論)
パネリスト:小野寺 律夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/教育史)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第72回「子ども学」講演会 2010年10月7日

保育の質と子どもの発達−U
 〜アメリカ国立小児保健・人間発達研究所の乳幼児調査から〜

家庭外の保育が一般的なものとなっている今日、保育の良さを最大限に活かし、リスクを最小限に抑えることが重要なテーマです。子どもたちの年齢に合った情緒的、社会的そして認知的発達を支えるための"保育の質"とは何かを、アメリカ国立小児保健・人間発達研究所(NICHD)の乳幼児調査の責任者の話から考えます。

プレゼンター:Sarah L.Friedman, Ph.D.(サラ・フリードマン)(元アメリカ国立小児保健・人間発達研究所 副所長/発達心理学)
パネリスト:菅原 ますみ(お茶の水女子大学大学院人間文化創成科学研究科教授/発達心理学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)
司会:月足 亜由美(甲南女子大学英語英米文学科講師)


第71回「子ども学」講演会 2010年7月15日

いい顔、いいコミュニケーション
 〜メディアの時代に子どもたちは・・・〜

子どもたちは、どのようなときに「いい顔」になるのでしょうか?
勉強しているとき?無理です。ゲームをしているとき?親は心配します。
ハラッパで遊ぶとき?ハラッパはなくなり、メディアが登場しました。
メディアの時代の子どもたちの「いい顔」とは?
それを考えます。

プレゼンター:原島 博(東京大学名誉教授・日本顔学会会長/コミュニケーションメディア・顔学)
パネリスト:内藤 由佳子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科准教授/幼児教育学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第70回「子ども学」講演会 2010年6月24日

絵本で築く親子の絆

"うざい""死ね""消えろ"などの粗雑な言葉、短絡的な思考しかできない子どもたち。物質的な豊かさや便利さによって、昔は当たり前のように行われていた親子の心の交流が、失われつつあります。子どもたちの心を育てるのは、決して「モノ」ではありません。絵本を読んであげることで、親子が心を通わせる時間が生まれてくるのです。

プレゼンター:森 ゆり子(NPO法人「絵本で子育て」センター 理事長)
パネリスト:稲垣 由子(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/発達行動小児科学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第69回「子ども学」講演会 2010年5月20日

子どもはどのようにことばをおぼえるのか

人間の子どもはうまれてのち、満1歳になってはじめて意味のわかる音を話しはじめます。しかし、ことばのレッスンはうまれた瞬間からはじまっているのです。またレッスンのための資質をうまれながらに持ってこの世に生をうけることが明らかになってきました。それは人間が霊長類の一員として進化のなかで受け継いできた資質にほかなりません。子どものことばの学習を見ることで、言語がいかに進化してきたかを考えます。

プレゼンター:正高 信男(京都大学霊長類研究所教授/比較行動学)
パネリスト:大村 皓一(宝塚大学副学長/CG・システム設計)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)


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