甲南女子大学 国際子ども学研究センター
所長メッセージ 沿革 「子ども学」講演会 「子ども学」研究誌 ご意見・ご感想 事務局
HOME「子ども学」講演会 > 2014年度 >

主催する「子ども学」講演会をご紹介します。
「子ども学」講演会は参加費無料・事前申し込み不要のどなたにでも参加いただける会です。
各年度の講演会についてはこちらから。

2014年度

第98回「子ども学」講演会 2014年12月4日

文化が子どもの発達を創る 〜教科書と保育者に見る「いい子」像〜

保育者をはじめとして、子どもを取り巻く大人達の発達期待の内容は、その後の子どもの発達に大きな影響を与える。本講演では、日本と海外の小学校教科書に描かれた「いい子」像と、日本と海外の実際の保育現場での保育者の行動から、日本の保育者がどのような文化的特徴の中で保育実践を行い、子どもの発達を「創って」いくかについて考える。

プレゼンター:塘 利枝子(同志社女子大学現代社会学部現代こども学科教授/発達心理学・文化心理学)
パネリスト:北野 幸子(神戸大学大学院人間発達環境学研究科准教授/乳幼児教育学・保育学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)



第97回「子ども学」講演会 2014年11月6日

ヒトの心の発達と教育の進化的基盤 ―胎児期からたどる

私たちの心は、どこからやってきて、どのように今あるかたちへとたどり着いたのでしょうか。生物としてのヒトの心のはたらきの起源、その発達と進化の道すじを科学的に解明する試みを紹介します。ヒトらしい心とは何か、それはどのように育まれるのかを一緒に考えてみたいと思います。

プレゼンター:明和 政子(京都大学大学院教育学研究科教授/発達科学・比較認知科学)
パネリスト:梅ア 高行(甲南女子大学総合子ども学科准教授/発達心理学・保育心理学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)



第96回「子ども学」講演会 2014年10月9日

子どもたちが学び育つ環境 〜教育詩学・歴史人類学から〜

子どもたちが学び育つ環境とは、教師自身も学び育つ環境でもあります。言葉はもちろん、表情や身振りなど様々なメッセージを受け容れていくような「力に満ちた場」を創出するには、視覚中心の現代で失われつつある触覚や聴覚、身体感覚を取り戻す必要があります。その手だてについて一緒に考えてみたいと思います。

プレゼンター:鈴木 晶子(京都大学大学院教育学研究科教授/日本学術会議連携会員・京都市教育委員)
パネリスト:野中 哲士(神戸大学発達科学部人間表現学科准教授/認知科学・生態心理学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)



第95回「子ども学」講演会 2014年7月3日

子どもの歌のリズム変容を考える

子どもの頃に歌った歌を友だちと違う歌詞やメロディーで記憶している経験はありませんか。遊びの中で歌われていくうちに歌の元々の歌詞やメロディー、リズムが変容されていくことがしばしば見られます。今回は特にリズムに焦点をあてて、日頃子どもが歌っている曲の事例をあげながら、こうした変容がなぜ起きるのかを皆さんと一緒に考えます。

プレゼンター:嶋田 由美(学習院大学文学部教育学科教授/音楽教育・唱歌教育史)
パネリスト:奥村 正子(神戸松蔭女子学院大学人間科学部子ども発達学科准教授/音楽教育・声楽)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)



第94回「子ども学」講演会 2014年6月12日

子どもたちの言葉を豊かに育てたい

今の子どもたちに是非必要だと思うのは、日々の暮らしの中で人と心を通わせるための言葉です。どんなタイミングでどんな言葉を使えば、人を傷つけず、優しい気持ちで良い関係が結べるか。周囲の人と良い関係を築く言葉の力です。しかし、親や教師以外の大人の言葉を聞く機会のない今の子どもたちには、そういう言葉を学ぶ場がないのです。

プレゼンター:山根 素世(元NHKアナウンス室長/子どもの言葉を育てる活動)
パネリスト:小椋 たみ子(帝塚山大学現代生活学部こども学科教授・神戸大学名誉教授 /言語・認知発達心理学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)



第93回「子ども学」講演会 2014年5月24日

子どもを人間としてみる保育

保育で最もいけないことは子どもを子ども扱いすることだと思います。子どもたちは私たちのように経験は多くありません。大人のように社会や文明の影響をまだあまり受けていないが故に、人間としての自然性を豊かに持った独自の人格なのです。そう感じるところから保育を始めると、子どもも保育も違って見えてくる。そこに保育のすばらしさがあります。

プレゼンター:汐見 稔幸(白梅学園大学学長/教育人間学)
パネリスト:水谷 豊三(学校法人成城学園 認定こども園 日吉幼稚園園長)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学人間科学部総合子ども学科教授/子どもメディア学)


▲TOP


Copyright (c) International Center for Child Studies (Konan Women's University), All rights reserved.
このサイトに掲載する文章、イラスト、画像等の無断転載を禁じます。