甲南女子大学 国際子ども学研究センター
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主催する「子ども学」講演会をご紹介します。
「子ども学」講演会は参加費無料・事前申し込み不要のどなたにでも参加いただける会です。
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2016年度

第110回「子ども学」講演会 2016年12月8日

赤ちゃんの視覚機能の驚くべき能力

発達心理学者ファンツによって開発された、乳児を対象とした実験手法である「選好注視法」を用い、赤ちゃんの驚くべき視覚能力が発見された。これまでの研究では物理的情報が多い対象を赤ちゃんは好むとされてきたが、この選好が主観的な情報である錯視にも適応することがわかった。赤ちゃんが様々な錯視や世界を知覚できることを、その実験手法から紹介する。

プレゼンター:山口 真美(中央大学文学部教授/実験心理学)
パネリスト:梅ア 高行(甲南女子大学総合子ども学科准教授/発達心理学・保育心理学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第109回「子ども学」講演会 2016年11月17日

保育の質とは何か 〜事例を通して考える〜

近年、保育の量的拡大の裏面で、保育の質を度外視して保育の低コスト化を進めようとする自治体や事業者が増えており、そうした動向が一部の保育現場を危機的状況に追いやっています。今回の講義では、守られなければならない保育の質とは何なのかを考えていきたいと思います。

プレゼンター: 大倉 得史(京都大学大学院 人間・環境学研究科准教授/発達心理学・保育学・法心理学)
パネリスト:赤西 雅之(社会福祉法人 子どもの家福祉会理事長/幼児教育学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第108回「子ども学」講演会 2016年10月20日

就学前教育におけるICT教育最前線 〜カリキュラム、幼稚園教諭・保育士の役割〜

子どもたちは乳幼児期からスマートデバイスに囲まれて育つ時代になりました。
子どもたちの「生きる力を育む」ためにと、スマートデバイスを活用した教育保育を導入する幼稚園・保育園が全国で増えています。具体的にどのようなカリキュラムで、教諭・保育士は何をするのでしょうか。いくつかの実践例からその可能性について考えます。

プレゼンター: 服部 弘(NHKエデュケーショナル教育部部長プロデューサー/
 メディア効果論)
パネリスト:西尾 新(甲南女子大学総合子ども学科教授/人間発達論)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第107回「子ども学」講演会 2016年7月14日

はじまりとしての赤ちゃん

"赤ちゃん"はヒトの起点を象徴しています。ヒトの成長・発達のメカニズムは、誰もが通ってきた道ながら、いまだに解明されていません。赤ちゃん学では、多岐にわたる分野の研究者が協力し、おなかの中の胎児から赤ちゃんへと発達を追って、その解明に挑戦しています。そうした研究を紹介し、赤ちゃんが発しているメッセージを探りたいと思います。

プレゼンター:小西 行郎(同志社大学赤ちゃん学研究センター教授・日本赤ちゃん学会理事長/小児神経学)
プレゼンター:池内 佳子(甲南女子大学看護学科教授/助産学・母性看護学・女性健康看護学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第106回「子ども学」講演会 2016年6月9日

テレビドラマの世界はこうして創られる 〜脚本と演出の関係とは?〜

大人に対しても子どもに対しても、その心を「動かす」ことを目的として制作されるテレビドラマは、脚本に基づいてドラマ全体が具現化されています。設計図としての脚本にはどこまでのことが指定されているのか? それを演出者はどう考えながら、スタッフや俳優とともに撮影をして編集や音付け等でまとめ上げていくのか? 実際のドラマ映像と脚本を使ってテレビドラマ作りで行われている創作的な統合作業の過程についてひも解いてみます。

プレゼンター:阿部 康彦(NHKアーカイブスEP/アーカイブ推進担当(元NHKドラマプロデューサー))
パネリスト:稲垣 恭子(京都大学大学院教育学研究科教授/教育社会学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


第105回「子ども学」講演会 2016年5月19日

子どもの発達と家族や社会の関わり

20世紀までの多くの心理・精神医学的研究は子どもの発達についての体系的な想定をもっていました。しかし、21世紀の今、子どもを囲む家族や社会は大きく変容し、もはやかつてのパラダイムが通用しなくなりつつあります。そんな今、子どもの発達と家族や社会の関わりを大胆且つ未来志向的視点から考えてみたいと思います。

プレゼンター:服部 祥子(前頌栄短期大学学長/児童青年精神医学)
パネリスト:白川 蓉子(元甲南女子大学・神戸大学名誉教授/幼児教育学)
司会:一色 伸夫(甲南女子大学総合子ども学科教授/子どもメディア学)


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