甲南女子大学 ブログコレクション

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学科日誌 多文化コミュニケーション学科

多文化☆日本語を教えてみました

こんにちは

多文化コミュニケーション学科です

みなさま、明けましておめでとうございます
(少し遅いご挨拶ですが、、
お正月はいかがお過ごしでしたか?
わたしはたくさんおいしいものを頂いた幸せな日々でした


いまアイルランドへ留学しているMさんからレポートが届きました
どうやら日本語を勉強しているひとに日本語を教えているようですね




日本語学習者のパーティへ行きそこで何人かのアイルランド人の生徒さんに出会いました。
そのうちの一人は日本語会話のテスト前だったので、いつも使っている教材を見せてもらい会話の練習、発音などのお手伝いをさせてもらいました。
数ヶ月前から日本語学習を始めたばかりなのに私の即興の質問にも対応できていて驚きました。
日本のアニメを小さい頃から見ていたらしく、そのおかげかもしれません。

その子も含め、アイルランド人の日本語学習者のお友達に日本語を学習する上で何が難しいか聞いてみました。
(私が出会った生徒さん達はみんな数ヶ月前から日本語の学習を始めたばかりの一年生と二年生です。ひらがなとカタカナを習い終え、漢字も50個習ったそうです。今は人、歳、物、動物、月日時間の数字の数え方を習っているそうです。それから文章も10トピック習ったそうです。)

彼らから出てきた日本語を習う上で難しいと感じた点は
・漢字の読み方(音読み、訓読み)
・は、が、の使い分け
・です、だ、の違い
・様々な数字のシステム
・即読見、速書き
そして一度に全てはできないので焦点を絞りその事について調べ、ノートにし説明させてもらいました。

今回できなかったものもこの先やるつもりです。
フェイスブックのメッセンジャーを使い送った子もいれば直接会って読んでもらった子もいます。

この写真はお友達のお家で私の紙を読んでいる子と、その間に漢字の復習をしている様子を撮らせてもらいました。
習っていないであろうことも書いてありましたがみんなこの紙は理解してくれました。
感想は「これからこれらについてもっと勉強してみる。」や「学校の教材とこの紙でこの休み中に復習する。」といったものでした。

日本語学習者の手助けをしたいという声にとても反応が良くて、それまで何も質問されたことがなかったのに、実は沢山の壁にぶつかっていることが分かりました。
「クラスの色々な国の生徒さん達と関わるのも楽しいですが、やはり現地の人とも関わりたい。」そんな時に自分ができること、相手にできることとして日本語学習支援はとてもいいと思いました。
実際日本人の私でも日本語はとても難しいと感じます。
彼らのくれた難しい点について答えを出そうとはじめは自分で一生懸命考えましたが、分からなくなって調べました。
すると知らない法則が見つかったり、なんとなく使っていた日本語も「ああそうやって使っているのか。」と知ることができました。
得ることは多いです。特に同い年くらいの現地の方と過ごせる貴重な時間、それからその人達に感謝してもらえるというのは、ここで暮らす上でとても気持ちのプラスになります。

これからも少しの力ですが誰かの役に立つよう頑張ろうと思います。




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