多文化コミュニケーション学科の1年生ゼミは「基礎演習」、2年生ゼミは「行動演習」と呼ばれています。1年生で学ぶことの意味やレポートの書き方などの基礎をかため、2年生では主体的に行動することに力点を置いています
2年生ゼミである「行動演習」は、例えば外国にルーツを持つ子どもたちへの日本語支援や日本に留学している留学生への日本語教授法の学習、SDGsの実践、日韓理解プロジェクトなど、活動は多岐に渡ります
例えば、兵庫県の多可町で活動をする瀬木志央先生のゼミでは、「多可町に暮らす外国人技能実習生のための分かりやすいごみの出し方」をテーマに、教材開発版と動画制作版に分かれて活動中です具体的には、多可町の日本語教室で使う教材を学生が作ったり、どこでもいつでも見ることができる動画を製作したりしています
ある日、瀬木先生が学食を提供している生協に電話をされていました。「もし可能なら、そちらのゴミをいただけませんか?できれば色んな種類のゴミが欲しいんです。えぇ、生ゴミとかカンとか瓶とかのゴミです。ゴミ。」え、先生がゴミを探してる?
聞き間違いかと思いましたが、どうやら技能実習生向けにゴミの分別方法を伝える動画を作成するにあたって、動画で見せる様々な種類のゴミを探しているとのことでしたなるほど、そういうわけだったんですね!
教材や動画の完成を楽しみにしています