甲南女子大学 ブログコレクション

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学科日誌 メディア表現学科

<第49回クリエーターズフォーラム>報告

本日は、詩人・絵本作家のいしだえつ子さんをお招きして、
第49回クリエーターズフォーラム「詩人の声/絵本の言葉 いしだえつ子の世界」を
開催いたしました。
司会の馬場伸彦教授とは学生時代からのお知り合いという いしださん。
「当時から魅力的な文章を綴る方だった」とお二人ならではの貴重な思い出話を
聞くことができました。

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いしだえつ子:詩人・絵本作家。詩集として、1933年詩画集『虹の小人』(沖積舎)、1997年詩集『そんなふうに青い空をみつめてはいけない もう鳥ではないのだから』(思潮社)、1999年詩集『日の出 月の出』(思潮社)、絵本として2004年『ふりかけ』(福音館書店)、2007年『かいものづくし』(福音館書店)、2014年『どんぐりずもう』(福音館書店)、最近は『母の友』で絵本作家として活躍。

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「言葉が雷のように私の中に落ちてきました」

そんな話をされたのは、ある作品の紹介中でした。

「その言葉はもう落ちてきた時点で完成されていて、
 私はそれをいじることはできなかった。」

今でもその言葉は気持ちが溢れて口に出来ないと話す いしださん。
学生時代も同じような体験をされ、落ちてきた言葉をただひたすらに
紙に書き込んだそうです。

「今見たら何の意味もない言葉だけど、
 そんな経験がなかったので当時はとても怖かった。
 その紙は今も大切に持っています。」

しっとりとした優しい いしださんの声で語られる、
不思議な体験談、魅力的な詩の朗読。
いしださんの世界に触れられた90分でした。

いしだえつこさん、本日はありがとうございました。

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