学科では、グローバル社会を生き抜く女性を応援するために、女性のキャリアや多様な生き方について話を聞く「女性の未来講演会」を定期的に開催しています
3回目の講演会では、大阪市の中でも外国人住民が多く居住している中央区で、多文化共生や婦人会館の業務に従事された経験のある公務員の方に、女性としてのキャリア構築や地方公務員としての仕事ややりがい、地域での多文化共生について話を伺いました
公務員として働いていてよかったこととして、長く働きやすいことや経済的な安定に加えて、普段の生活では接点がないような人たちとの出会いを通して世界が広がること、また人々が生きていく基盤をつくるやりがいのある仕事であることなどを話されていました
また、今やグローバル化というのは海外の話だけではなく、異なる文化を持つ人たちとの共生が必須で、公務員の仕事の中で多文化共生の重要度がどんどんあがっているという話もありました。「窓口に外国の方が来られたときに、みなさんが学んでいるアジアの言語を話せる職員がいればどれだけ心強いか!」という話もされていました
学生からは、「私たちが今学んでいることが生かせる職業とはあまり思っていなかったので、将来のことを考える際に視野に入れていきたい」「ひたすら事務的な作業をするイメージだったが、多くの人と関わりとてもやりがいのある仕事だと知って興味を持った」「ネットで調べるだけでは知り得ないようなことを知れたため、もっと柔軟に進路を考えたい」との発見や驚きのコメントが多く見られました
「公務員の仕事は外から見えにくい仕事」と講師の方も言われていましたが、まさに現場で働いている方から生の声を聞き、よい意味で、公務員に対して抱いていたイメージが変わったのではないでしょうか
学科で用意されているグローバル・キャリアプログラムには、地域の国際化に対応する公務員や国際交流団体の職員を目指す多文化行政ワーカーコースがあります在学中に学外の公務員対策講座を受講する場合に経済的な支援を行う取り組みもありますので、「地域×国際」に興味のある人は、ぜひ多文化コミュニケーション学科について調べてみてください!