演劇・身体表現ゼミの卒業公演『カラワル~若竹七海「スクランブル」より着想を得て~』が 11 月 15 日 16 日の 2 日間上演されました
演劇・身体表現ゼミでは、田中ゆり先生の指導のもと脚本、演出、舞台のセット等演劇に
関わること全てを学生が行い、卒業公演を制作しています
今年は去年に引き続きミステリーに挑戦しましました
演劇・身体表現ゼミの卒業公演『カラワル~若竹七海「スクランブル」より着想を得て~』が 11 月 15 日 16 日の 2 日間上演されました
演劇・身体表現ゼミでは、田中ゆり先生の指導のもと脚本、演出、舞台のセット等演劇に
関わること全てを学生が行い、卒業公演を制作しています
今年は去年に引き続きミステリーに挑戦しましました
舞台上で殺人が起こるわけではないのですが、登場人物の回想や会話でしっかりと状況が説明されます
1 人 2 役演じている学生もいましたが、短い時間の間に衣装や髪型を変えまったく違った役柄をしっかりと演じていました
高校時代特有の部活の雰囲気や、息をのむような謎解きの迫力など、4 年生の演技にくぎ付けになりました
以下公演を終えた 4 年生に聞いてみました
Q1.「カラワル」はどうやってできたのか?
A.自分たちが表現したいことの中に『成長』がありました。そして、原作のスクランブルに出会い、登場人物たちに触れて、これを形にしたいと思いました。4 月から皆で何度も話し合い、何度も台本を作り直し、何度も稽古を重ねていくうちに「カラワル」ができた感覚です。タイトルの「カラワル」は《殻を割る》という思いがあります。自分たちが表現したい『成長』の思いを込めました。
Q2.工夫した点、苦労した点は?
A. 工夫した点は、一人二役をつくったことです。最初は、登場人物は 10 人の予定でしたが、自分たちのやりたいことを形にするには必要な人物がいた為、12人に増やしたことで一人二役の人が生まれました。とても難しいことでしたが、それぞれ人物の違いが分かる演技に挑戦しました。
苦労した点は、作品決め・台本作りです。一から自分たちで作っていくため、皆が何を考え、何を表現したいのかをとにかく話し合いました。なかなかゴールが見えず、辛い時期もありましたが、少しでも兆しが見えた時は嬉しかったです。台本作りは、素人ながらに頑張りましたが、やはり先生方のお力がとても大きかったです。
Q3.カラワル体験はありますか?
A. この卒業公演が、私にとってのカラワルです。演技はもちろんですが、自分の意見を持つ・発言するということが、今までの私は苦手でした。しかし、このままではいけないと思い、努力しました。皆の意見をまとめるという難しさも感じました。終わった今では、それらを乗り越え、卒公を通してカラワルできたと思います。
Q4.公演を終えての感想
A. Q4最初は卒公ができるイメージさえ掴めなかった私たちですが、毎日毎日嫌というほど話し合い、ぶつかり合い、稽古を重ねてきました。ゼミで会うまでほとんど接点がなかった10人。しんどい時もありましたが、『皆で創りあげるんだ』という思いが常に全員にありました。その思いを忘れずやってきたから、無事に卒公をやり遂げられたんだと思います。このような経験ができて、本当によかったです。
素敵な舞台を作り上げた、演劇・身体表現ゼミの皆さんお疲れ様でした