1年生では基礎演習という、1クラス16-7人のゼミがあります。後期の最初のゼミは、Active Book Dialogue(ABD)からスタートです
ABDは、1冊の本を7-8人で分担し、自分の読んだ箇所を発表した後、感じたことを共有することで対話しながら本を読むという新しい読書手法です今回は『ジェンダーで見るヒットドラマ~韓国、アメリカ、欧州、日本~』という今年発売された新書が取り上げられました
どのような観点を取り上げるかはグループによって異なりましたが、例えば、花嫁修行はあるのに旦那修行はなぜないの?同性愛者同士の結婚が日本では認められていないのはなぜ?など、身近な問題だけど改めて議論したことがなかったジェンダー問題がとりあげられたようです
シーンとするグループもあるかと思いきや、韓国ドラマが大好きな学生が韓国と日本のドラマにみられるジェンダー像の違いをあつく語る姿なども見られ、盛り上がりましたドラマという比較的自分たちに馴染みのある題材であったことや、女子大でジェンダーを語りやすい雰囲気があることなども理由でしょうか
ドラマに描かれているステレオタイプの女性像が視聴者のジェンダー観を作っていることの重みに気づいた!という意見もありました
授業後の感想では「一人で読んでいたら気付かなかったような意見もあり、様々な角度から物事を見て考える大切さを知り、非常に参考になった」「自分の今まで思っていた気持ちを共有することができてすごくスッキリした!」「自分の思っていることをみんなも思っていたんだと分かった」など、肯定的なコメントが多く寄せられました
本気で女性を応援する大学として、これからも積極的に女性教育に取り組んでいきます