甲南女子大学 ブログコレクション

甲南女子大学

学科日誌 医療栄養学科

命をいただく体験 ~食育活動 ジビエの会~

みなさん,こんにちは。

甲南女子大学では,“地域創生・食育活動”を行っています。
10月21日(日),食育活動として兵庫県多可郡多可町八千代区にて行われた「ジビエの会」に,医療栄養学科も参加しました。
この活動に集まった学生は,なんと26名。
神戸大学の藤岡教授と本学の教員10名,神戸大学の学生さんと一緒に,
ジビエの解体,料理・試食体験をさせていただきました。

小屋にいる鶏を捕まえるところから始まります。
先生方の丁寧なご指導の元,血を抜き,毛をむしり,解体していきます。
途中で「猪が3頭穫れた」との連絡が入り,急遽,猪の解体もさせていただくことに。

鶏肉はネギと炒めてポン酢と一緒に,肝は刺身に,鶏ガラでスープを作り,無駄なくいただきます。
鹿肉はしぐれ煮にして,猪肉は塩・胡椒,にんにく,はちみつ,赤ワイン,ローリエで下味をつけ,鉄板で焼いていただきました。
それぞれの肉の食感や味の違いを感じました。
いただいた命をおいしく調理することは,調理者の最大の責任であると感じました。
食材を腐らせてしまうことや廃棄してしまうことは,命を粗末に扱うことであると痛感し,胸が痛くなりました。

「いただきます。」
普段,使っているこの言葉の重みを,今回の活動を通して感じることができました。
医療栄養学科の学生と神戸大学の学生,教員たちでジビエを囲んだこの会は,かけがえのない時間となりました。
本当に貴重で有意義な経験をさせていただきました。

大学内での座学・実習・実験のみならず,学外にて,管理栄養士として働くうえでとても大切なことを学ばせていただいた充実した一日となりました。

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