こんにちは
多文化コミュニケーション学科です
少しづつ涼しくなって来ていますね
体調にはお気をつけてお過ごしください
さて、この夏に留学から帰ってきた学生さんたちの発表会が今週から始まりました
今回は中国の天津に留学へ行ったKさんとHさんの発表でした
下回生の学生さんは、語学の勉強の仕方や留学中のお金について熱心に質問されていました
では、そこからKさんの留学レポートをご紹介します
私は今年の3月から7月までの5ヶ月間中国天津市にある天津外国語大学に認定留学していました。
この大学に留学をする人が久しぶりということで、留学体験者の話など聴ける場がなかったので不安しかありませんでしたが、
いざ行ってみると自分が思っていた以上に活気がある街でした。
大学の敷地内にコンビニやスーパー、ATMなどあり生活しやすく、
また寮には共同ですがキッチン、洗濯機も完備されていました。
各部屋にお風呂トイレ洗面所等も完備されていました。学校から地下鉄やバス停なども近く、交通の便がとても良かったので休日はさまざまな場所に出かけることが可能でした。
授業について私は選択授業を取らなかったので、必修であった精读、口语、听力、阅读の4教科を履修していました。
どの教科も日本の授業で使っていたテキストと違い、長い文章が書かれているテキストだったため、
始めは文章の理解をすることが難しく、読むのにかなりの時間を要していました。
ただ、日本にいるときから書かれている文章を読むことは苦手ではなかったので、慣れればなんとも思わなくなりました。
1番苦労した授業は口语(スピーキング)の授業でした。
テキストに書かれていることについて質問され答える形で授業が進むことが多かったですが、先生の質問の意味はわかるけど何と答えればいいだろう…と考えてしまうことがとても多かったです。
テストは各教科中間・期末テストがありテキストから出題される教科がほとんどでした。
口语のみ自分でテーマに沿った文を作り暗記し発表するというテストがありました。
発音もはっきり言わないと先生に伝わらない、文を飛ばしても伝わらない、かなりの量を暗記しなければならなかったのでこのテストが本当に一番辛かったです。
私の留学生活で一番思い出に残っていることは天津外国語大学のバレー部に所属したことです。
あまり中国語を話せない中よく入れたなと今は思います。
日本語学科に所属している中国人もたくさんいたので分からないところはよくその子達に助けてもらいました。
みんな優しく接してくれ、中国語を教えてくれ、また発音が悪かったりするとその場で訂正をしてくれたり、とても有意義な時間を過ごすことが出来ました。
バレーの練習日は週2回だったので無理なく勉強との両立ができ、バレーをしながら会話の勉強もできたので所属して本当に良かったと思います。
バレー部に所属することで現地の友達がたくさんできたことが一番嬉しかったことです。
また、所属したことで自分のリスニング力とスピーキング力が弱いということに気づくことが出来ました。
授業で話すことがあっても周りに生徒が何人もいるので自分が発言するのは一瞬でした。
しかし、バレー部内では自ら話すしかなかったのでこの課題に気づくことが出来ました。
この課題を見つけたあとは、中国映画や日本のアニメの中国語版をみたりC-POPを聴いたり少しでも耳慣れをさせるために取り組んでいました。
留学を終えて、留学前自分が想像していたより中国語を話せることができないので帰国後も継続して勉強をしなければならないと感じました。
ただ、コミュニケーション能力は日本にいた頃より格段に向上したと感じています。
日本にいるときだと私は学校とバイトに行く生活でしたが、中国でバイトができない分、
勉強をする時間が取れ人生で1番勉強した年になりました。
中国人は中国という国について過去のことも含め全て知っているという感じで、
私は日本について知らないことが多く自分の意見を言えなかったこともあり、もっと自国について勉強しなければならないと思いました。
5ヶ月間と短い間だったのでもっと前から留学について考え1年留学をすればよかったと思ったので、
留学を考えている人は早い段階から行動に移したほうがいいと思います。
留学生活は辛いこともありましたが、楽しいことも多かったので是非考えている人は行ってみてください。