甲南女子大学 ブログコレクション

甲南女子大学

学科日誌 多文化コミュニケーション学科

多文化☆異文化交流シミュレーション

「ラムネシア」と「サイダネシア」という、全く異なる架空の二つの文化に分かれて異文化交流をしたらどうなるか?

異文化間コミュニケーション論という授業で、異文化間のカルチャーショックを疑似体験するシミュレーションのアクティビティを行いました

物静かで相手との一定の距離を置くことで敬意を払う「ラムネシア」の学生たちは、
初めて出会うサイダネシアの人々をゲストとして歓迎しようと準備していましたが、
明るく陽気で、相手との距離が近く「民族衣装」をまとい、
元気にハキハキと挨拶をする「サイダネシア」側の学生たちに、戸惑いを隠せません
逆に、「サイダネシア」側の学生たちは、ラムネシアの人々の態度をよそよそしいと感じ、
自分たちは歓迎されていないと悲しい気持ちになっていました

基本的に異文化に関心を持つ学生が多い多文化コミュニケーション学科の学生ですが、「異文化交流は必ずしもうまくいくとは限らない」体験に、少々ショックを受けたようです
しかし、これもまた、異文化理解のためにとても大切な学びなのです
それでは、異文化間のコミュニケーションでは、どうすればいいのでしょうか?

これ以降の授業で、異文化間コミュニケーションで起こることを理解し、そこで必要なものの見方、考え方、姿勢について学んでいきます

(参加した学生の感想より)
*今回の授業を通じて、交流を通じて異文化を理解することは想像していたよりも難しく、お互いを理解し受け入れるのにはたくさんの時間と双方の努力が必要不可欠だと思った。

*今回の授業で、文化の違いは人の与える印象にも大きく影響するなと思いました。ラムネシアの人は必ずしも全員が内向的な訳ではないのに文化のしきたりからそのように思われたり、サイダネシアの人も同様に全員が賑やかだと思い込まれているなと思いました。

*ラムネシア・サイダネシアの異文化交流を体験してみて、今まで普通に話していた友達がサイダネシアの文化で接してきた時、どうしていいかわからず困惑し自分のっているその人ではないような気持ちになって怖さを感じた。そして今まで同じ文化を持って接してきたからこのような気持ちにならなかったのだと気付いた。

*自分の文化しか知らなかったので、自分と違った文化の人たちと接すると違和感がありました。お互いともそれぞれのやり方で歓迎しようとしたにもかかわらず、文化の違いによってすれ違ってしまっていました。そのせいか、お互いにあまり良い印象を持っていなかったと思います。今回の学習で、自分の文化が当たり前だと思うのではなく、異文化の人たちを受け入れようとすることも大切だと身をもって学びました。

甲南女子大学 ブログコレクション

ページトップへ