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甲南女子大学

学科日誌 多文化コミュニケーション学科

多文化☆異文化間コミュニケーション入門グループワーク

こんにちは
多文化コミュニケーション学科です

今週は、異文化間コミュニケーション入門の授業についてご紹介したいと思います
この日は、映画「ズートピア」の各シーンを振り返りながら、ステレオタイプ、偏見、差別について学び、後半はグループに分かれて、それぞれのテーマについてお互いの気付きをグループで分かち合い、より理解を深めました

まずは、ステレオタイプ、偏見、差別の違いについて学びました
ステレオタイプとは、何らかの類型化(カテゴリー化)に基づき、社会で共有された固定観念やイメージのこと
偏見とは、そのイメージをもとに相手に否定的な評価や感情を抱くこと
差別は偏見を侮辱的な言葉や不当な扱いなど具体的な行動に移すこと

なんとなく言葉は聞いたことがあるが、それぞれの違いがよく分からないという学生が多かったですが、ズートピアのシーンと照らし合わせてみると、それぞれの違いを理解することができました

授業を終えた学生からの感想をご紹介したいと思います

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この授業で観ていなかったらこんなに深く考えることなく、「かわいい~」だけで終わっていたと思います「偏見」「差別」「ステレオタイプ」この三つに焦点をあててみると、さりげない動物たちの言動に重要なメッセージがこめられていることに気付かされましたそして、「偏見」「差別」も無意識にしてしまうことだから、意識していかなければならないと思いました私が今日から気をつけたいことは、「世間知らず」「無知」が引き起こす「偏見・差別」です自分にしっかり知識をつけて、柔軟な人間になりたいです

自分の中にある偏見やステレオタイプを認めることが大事だという言葉がとても響きました他人の違いを理解することや、自分とは全く違う性格の人とも向き合ってみたりすることも人生経験になるのかなと思いましたこういう経験をいくつも体験することで失敗や違いを認められる強い人になれるのかなと思いますもっとたくさんの人と出会ってみたいし、もっと色んな場所に飛び出していきたいと思いましたそして、自分を押しつけて相手の違いを消してしまうようなことをしたくないなと感じました

私はズートピアを何回も観ましたが、偏見やステレオタイプのことなどを考えて真剣に観てみると気付かなかった偏見などにも気付くことができ、グループで話をすることで内容の理解が深まった気がします私は偏見を持たないようにしている(と思っていた)つもりでも、無意識のうちにカテゴリーで分けしてしまっていることに気付かされましたこの機会に気付けて良かったなと思いました自分の偏見や差別が相手の将来を潰してしまう可能性があると思うと、自分の発言や行動に責任を持たなければならないと改めて感じました差別や偏見が全くない社会が来るのかは分からないけれど、希望を捨てることよりも、理想としてそんな社会を想像し、それに向かってあきらめずに行動することが大切だとこの映画を観て感じることができました

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