甲南女子大学 ブログコレクション

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学科日誌 看護学科

ブログ―オンラインでの統合実習が終了しました!

こんにちは、看護学科です
今年の4月以降、新型コロナウイルス感染症の流行により医療機関での実習が困難になっていることがニュースでも取り上げられています。本学でもオンラインでの実習が開講されました。今回は、病院とのコラボレーションによって行われた4年生の統合実習(小児看護学領域)の様子をご紹介します。
統合実習(小児看護学領域)は、神戸大学医学部附属病院のご協力によって行われました。まず、模擬患者さんの情報を実習用の電子カルテを通じて日々提供していただきます。学生は、模擬患者さんの変化に応じて立案したケア計画をWeb記録用紙に入力し、その内容に対して毎日指導者からコメントをいただきました。2週間の実習期間中、学生は実際の患者さんとの接触やケア提供ができない中、教員とカルテ情報の意味を確認したり、ペアで患者さんを担当している学生同士で患者さんのイメージをふくらませ、看護を探究していきました。
一番の山場は、7日目に行われた具体的な看護の方法を実演する発表会学生たちは前日に2時間かけて予行練習を兼ねたカンファレンスを行いました。学生は、人形を患者さんに見立てて説明をしたり、パンフレット作成して見せながら説明をしたり、手洗いを歌と動画で見せたりと、患者さんに合わせて考案したつもりでした。しかし、看護師役(写真赤枠)・患者役(写真緑枠)を演じてみて、また同じ患者さんを受け持つ他の学生からの助言や、より想定される患者さんの反応についての教員からの指摘を受け、重要ポイントの曖昧さ、分かりやすい言葉選びの難しさに気づきました。学生たちはさらに半日かけて計画を練り直すことに・・・。
そのがんばりの甲斐があり、発表会当日には、子どもに配慮した言葉遣いや間の取り方、パンフレット情報の焦点化やキャラクター動画を取り入れた説明などの工夫が加えられました。発表会に参加してくださった指導者や医療保育専門士の方(写真黄色枠)からは、「動画を見せるツールは?」「(手洗い行動など)患者さんがしんどくてもやる気を起こせるような方法も考えてみよう」といった、より対象者の個性や理解度に応じた計画に発展させるためのヒントをいただくことができました。これが実際に実演している様子です

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