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学科日誌 医療栄養学科

医療栄養セミナー開催!

みなさん,こんにちは。医療栄養学科です。
本日,2019年度1回目の医療栄養セミナーが開催されました!
近森病院の宮島功先生にお越しいただき,たいへん興味深いお話を伺いました。
テーマは,「病院で必要とされる管理栄養士になるために~病院栄養士の立場から~」でした。

近森病院は,チーム医療がたいへん進んでいる病院です。
多職種で行うモーニングカンファレンスやベットサイドでのディスカッション等の写真を見せていただきました。
職種によってユニフォームの色が異なります。

「これまで,食・栄養について考えていたのは医師です。
それを『任せてください』と言えるくらいの管理栄養士にならなくてはならない,
そのためには医学,病態,食,栄養の知識が必要です」というお言葉は,
学生にとって大きな励みとなったことと思います。
まさに,現在学んでいる内容そのものが,将来大いに役に立ちます。

胃の解剖生理についても教えていただきました。
解剖生理学は丸覚えでは活用されないこと,なぜこの知識が必要なのか,
病院・臨床の場でどのようにつながっていくかを理解したうえで勉強することが
大事というアドバイスをいただきました。

カルテを読み,栄養アセスメントにトライしました。
管理栄養士として考えられること,言えることを見つけ出します。
そのために必要な情報収集の項目も教えていただきました。
また,ある症状に対して,その原因を考えることも重要であるとのことでした。

「病院には,どんな職種が働いていますか?」という先生からのご質問に対し,
学生がひとりずつ答えていきます。
医師,看護師,薬剤師…,19職種が挙げられました。
しかし,先生が思いつかれたのは,27もの職種。
これだけの職種の方々が集まる現場が病院であり,
これだけの方々が「患者さんのため」と同じ方向を向き,
仕事をしているプロ職種のプロ集団です。
さらに,「管理栄養士を夢見て勉強に勤しんでいるみなさんと,
まったく同じ思いで,同じ時間を勉強に費やしている学生が世の中にたくさんいる」というお言葉がたいへん印象的でした。
たくさんの仲間たちと未来の同僚がいます。

宮島先生のセミナーはとてもパワフルでおもしろく,あっという間の90分でした。
学生はたくさんの刺激と意欲とパワーをいただいたことと思います。
今後,ますます勉学に励むことができますね。

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