看護学専攻

看護学研究科委員長ごあいさつ

看護学研究科委員長 秋元 典子皆さん、こんにちは。甲南女子大学大学院看護学研究科のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
甲南女子大学大学院看護学研究科は、博士前期課程(現:修士課程)と、2018年4月開設の博士後期課程で構成されています。
博士前期課程(現:修士課程)では、生命や人権の尊厳を深く理解し、看護ケアを支える哲学的基盤をもって、対象となる人々の生活の質の向上について探求し、豊かな人間性と倫理観を兼ね備えた質の高い教育・研究者ならびに高度な看護実践者の育成を、教育理念としています。
博士後期課程では、博士前期課程の理念を踏まえたうえで、豊かな専門的学識やグローバルな視点、及び高度な教育能力・研究能力を培うことで、指導的立場になって高等教育機関での看護学教育の質向上に貢献できる力を有した看護教育者、及び自律(自立)した看護研究者、看護管理者を育成することを目指しています。
大学院の教育を担う教員は、上記の理念や目的を踏まえ、持てる能力を十分発揮して大学院生の皆さんを指導・助言しつつ、ともに課題探求に取り組む過程を歩んでいきます。
また、皆さんが仕事を継続しながら学べる環境、規定の修業年数を超えて学べる長期履修制度、男女共学化という学修研究環境を整えています。
皆さんのご入学をお待ちしています。

修士課程

●教育理念・教育目的

生命の尊厳や人権の尊厳を深く理解し、看護ケアを支える哲学的基盤を持って対象となる人々の生活の質の向上について探求し、豊かな人間性と倫理観を兼ね備えた質の高い自律(自立)した教育・研究者の育成を理念とします。また、次の2点を教育目的とします。

  1. 看護学を支える哲学的基盤を踏まえ、変化し続ける社会のニーズに対応できる力を培い、看護の教育・研究の進展に寄与する。
  2. 看護実践を通して、看護の質を高めることができる専門看護師を育成し、地域住民の保健・医療・福祉の向上および推進に寄与する。

■アドミッションポリシー

実践の科学である看護学を実践し、その実践経験を科学的に探究するとともに探究した内容を実践現場の看護の質の向上に役立てたいと考える人を求めます。また大きく変化している社会背景を鑑みグローバルな視点を養いつつ自身の看護実践を深め国際看護、看護教育、看護研究に深い関心を持ち、それらを学び、自身の看護観や倫理観を高め研鑽する人を求めます。

■ディプロマポリシー

  1. 本研究科で修得した研究力の基盤(姿勢、考え方、知識)をさらに深め博士課程における研究へつなげることができる。
  2. 本研究科で修得した研究分野を拡大し、今後の看護教育内容の質向上、教員自身の教育力向上、職業倫理の醸成等にも尽力できる。
  3. 本研究科修了後、専門看護師として実践現場でリーダーシップをとり、現場の看護職の質の向上、教育の向上に寄与できる。

■カリキュラムポリシー

  1. 看護実践に根ざした看護事象を哲学的基盤を踏まえて深く探究し学問的追求力を養う。
  2. 複雑多様化した地域社会の中で人々の健康課題を的確に把握・分析し課題解決に柔軟に対応できる洞察力、研究力を養う。
  3. 看護理論および諸科の理論と実践とのつながりを解明し看護実践の現場で得た看護への関心を研究的に明確化し更なる研究課題に取り組むことができる力を養う。
  4. 海外の看護学研究への関心を深め海外の学会誌を抄読できる。
  5. 専門看護師教育課程のカリキュラムを学修し専門看護師に求められる6つの能力を有する実践者として臨地に還元できる能力を養う。

看護実践学分野

看護実践学分野では、看護学を実践学というパラダイムから捉え直し、その学問的基礎づけのために不可欠である「看護とは」「看護実践とは何か」を明確にします。その上で、臨床教育の場で生起する看護現象の省察をとおして立ち現れる実践知への理解を深めます。また、看護実践に不可欠である看護技術教育のあり方、ならびに看護実践を円滑に行うための「看護管理とは何か」を探求します。

論文担当教員名 研究指導テーマの例
前川 幸子
  1. 看護学教育に関する実践学的研究
  2. 成人学習論を基盤にした看護教育方法に関する研究
    ymaekawa@konan-wu.ac.jp
青山 ヒフミ
  1. 看護管理に関する実践学的研究
  2. キャリア・ディベロップメントに関する研究
    aoyamahi@konan-wu.ac.jp
大西 香代子
  1. 精神科看護師のモラル・ディストレスに関する研究
  2. 精神科倫理コンサルテーションに関する研究
  3. 人生の最終段階における倫理的問題に関する研究
    kohnishi@konan-wu.ac.jp
中村 安秀
  1. 母子健康手帳を含む母子保健に関する研究
  2. 国内外における国際保健医療に関する研究
  3. 災害時の緊急復興支援に関する研究
    nakamuraya@konan-wu.ac.jp
丸 光惠
  1. 看護学生の多文化看護能力に関する研究
  2. 小児慢性疾患をもつ10代患者の移行期支援に関する国際比較研究
  3. 思春期・若年成人がん患者・サバイバーの医療・教育・就労支援に関する国際比較研究
    mitsue.ind@konan-wu.ac.jp
山中 純瑚
  1. 慢性病をもつ人およびその家族への看護支援に関する研究
  2. 慢性病をもつ人のセルフマネジメントに関する研究
  3. アレルギー患者教育に関する研究
    j-yamanaka@konan-wu.ac.jp

女性健康看護学分野

女性健康看護学分野では、女性の生涯を通じた健康を、生物学的及び心理社会学的視点から包括的に理解し、女性の健康、生活の質の向上及び女性の自己実現に貢献しうる看護のはたらきかけを探求します。

論文担当教員名 研究指導テーマの例
池内 佳子
  1. 女性の産む力と育てる力を支援する助産実践研究
  2. 思春期から中高年女性のリプロダクティブ・ヘルスに関する研究
  3. 助産師のキャリア支援に関する研究
    ikeuchi@konan-wu.ac.jp
川村 千恵子
  1. 地域における子育て支援に関する研究
  2. 女性のウェルビーイングに関する研究
  3. セクシュアル・ヘルスに関する研究
    kawamura@konan-wu.ac.jp
友田 尋子
  1. 子どもへの虐待、IPEの被害と被害者ケアに関する研究
  2. 子どもと家族の支援に関する研究
  3. 看護職が体験する暴力被害の疫学と予防に関する研究
  4. 司法看護に関する研究
    h.tomoda@konan-wu.ac.jp

がん看護学分野

がん看護学分野では、がん患者と家族を対象とするがん看護の基盤となる概念・理論を理解するとともに集学的治療中患者、緩和ケア及び終末期ケアを受ける患者に対する総合的なアセスメント、効果的な実践への応用について探求します。また、高度な専門知識と技術を持ったがん看護専門看護師の養成を行います。

論文担当教員名 研究指導テーマの例
秋元 典子
  1. 婦人科がん患者の看護支援に関する研究
  2. 周手術期にあるがん患者と家族の看護支援に関する研究
  3. がん患者の意思決定支援に関する研究
    akimoto-n@konan-wu.ac.jp

老年看護学分野

老年看護学分野では、高齢期特有の健康生活を評価する理論を理解し、高齢者の自律支援や効果的なセルフケア、ならびに認知症高齢者とその家族への有用で創造的な看護について探求します。また、高度な専門知識と技術を持った老人看護専門看護師の養成を行います。

論文担当教員名 研究指導テーマの例
小川 妙子
  1. 認知症高齢者への看護ケアに関する研究
  2. 高齢者の介護予防に関連する研究
  3. 健康障害のある高齢者の自己管理に関する研究
    t-ogawa@konan-wu.ac.jp
牧本 清子
  1. 認知症患者の行動心理学的徴候とケアの国際比較
  2. 認知症患者における睡眠障害の介入研究
  3. 認知症患者の徘徊のモニタリング研究
  4. QOLの研究(股関節置換術患者、およびSLE患者)
  5. 医療安全の疫学研究
    kmakimoto@konan-wu.ac.jp

地域看護学分野

地域社会を幅広い視野でとらえ、人々の健康を守るために必要な保健活動を実践する理論やスキルを探究します。

論文担当教員名 研究指導テーマの例
合田 加代子
  1. 住民主体のコミュニティづくりに関する研究
  2. 住民リーダー育成プログラム開発に関する研究
  3. 公衆衛生看護学教育に関する実践学的研究
    k-gouda@konan-wu.ac.jp

課程および取得可能な学位

  • 修士(看護学)
(注意)
○出願を希望する者は、出願(出願手続)に先立ち、必ず志望する専攻分野の指導教員と面談し、入学後の研究・教育(履修内容等)について事前に相談してください。
○論文担当教員への連絡時は、教員名、面接希望日時(複数指定)等を明示してください。
○2018年度募集の詳細については入試課までお問い合わせください。
○募集要項はこちらからダウンロードください。

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博士後期課程

●教育理念・教育目的

人間への理解を深め人格陶冶図るとともに、豊かな専門的学識に裏付けられた高度な教育能力・研究能力を培うことで、指導的立場に立って高等教育機関での看護学教育の質向上に貢献できる看護教育者及び先駆的な看護学の教育開発や研究の推進に寄与できる看護学研究者、看護管理者を養成します。教育・研究・看護実践の場において、グローバルな視点と科学的根拠をもって課題を探求し、柔軟な思考力と洞察力により自律(自立)的に課題を解決することができる人材を養成します。
これらの人材を社会に輩出することで保健・医療分野における看護学の発展・改革に貢献し、看護系大学院としての責務を果たすことを目的とします。

■アドミッションポリシー

  1. 実践の科学である看護学をグローバルな視点を養いつつ、科学的根拠に基づいて探究し続けることができる者
  2. 探究した内容を看護教育の質、教員としての能力向上や研究能力のさらなる向上に役立てたいと考える者
  3. 大きく変化している社会背景に鑑み、哲学的志向能力や看護観、倫理観を高め研鑽していきたいと考える者

■ディプロマポリシー

  1. 高度な知の統合能力を修得し、質的・量的研究において幅広い視野と深い学識を基盤として、国際的に通用する自立した研究者、教育者として必要な独創的で卓越した看護学の研究能力を身につけている。
  2. 広範囲に及ぶ国内外の文献のレビューを通して、看護学における先駆的な研究課題を見いだすとともに、その課題解決のための高度な研究方法を駆使できる能力、高度な看護理論の活用能力、ヒューマンケアの基本となる哲学的思考を基盤とした看護実践モデルの構築能力を身につけている。
  3. グローバルかつ多文化共生の視点から科学的根拠を基に、国内外の看護・保健医療・がん看護をはじめとする健康問題の課題解決のための諸理論を構築するとともにその解決の方策を推進し、社会的な保健医療の課題解決に貢献できる能力を身につけている。

■カリキュラムポリシー

  1. 本課程の教育課程は、その教育目標を達成するため、博士後期課程での基盤的な能力を養う「共通科目」、各専門分野に対応し講義を含めた演習を行う「専門科目」、学位論文の研究指導を行う「特別研究」の3つの科目群により構成する。
  2. 教育研究の専門分野は、「看護教育管理学分野」、「がん看護学分野」、「広域看護学分野」の3分野で構成する。
  3. 博士後期課程の基盤となる共通科目として、「多文化共生看護論」、「看護教育哲学」、「看護学研究方法論」」を配置し、それぞれ(1)多文化共生の視点から看護職として取り組むべき看護学の教育・研究・実践方法を開発する能力、(2)看護実践に根ざした看護事象を、哲学的基盤を踏まえて深く探究し学問的に追究できる能力、(3)看護研究の方法を深く学び諸科学の理論と実践とのつながりを解明していくと共に、先駆的な研究課題に取り組み看護学教育に還元できる能力、特にシステマティックレビューのプロセスを通じて国際的に通用する知の統合能力を修得し、質的・量的研究において各自の研究課題解決に必要な高度な研究能力を養う。
  4. 専門科目として、各専門分野に対応した「看護教育管理学特講演習」、「がん看護学特講演習」、「広域看護学特講演習」を配置し、それぞれの専門分野に応じて(1)看護教育学・看護管理学における国内外の諸理論をグローバルな視点から概観し、その研究課題を見いだし深化させる能力、(2)国内外のがんと医療の現状についてグローバルな視点から広く把握し、がん看護の実践・教育・研究において必要な理論を構築し、がん看護の向上に貢献できる能力、(3)国内外の保健・医療・看護の現状を理解・分析し、地域で生活するあらゆる健康レベルの人々への健康支援、疾病予防及び健康課題を解決するための方策を検討し、健康問題を抱え地域で暮らしつつ療養する人々への効果的なケアの開発及び地域全体のケアシステムの構築に貢献できる能力を養う。
  5. 学位論文の研究指導のための特別研究科目を配置し、研究計画に基づく一連の自律的な研究過程を通じ、自立して高度な研究活動を行うことで、幅広い視野と深い学識を基盤とした、国際的に通用する独創的で卓越した研究能力を養う。

看護教育管理学分野

看護教育管理学分野では、看護学を実践学的に捉え直し、看護学教育及び臨床看護の現場で生起する事象から実践知を明らかにしていくための研究方法論の開発を志向し、それをもとに実践的な視点から看護実践能力を育むための看護学教育・看護管理学のモデル構築を目指します。

論文担当教員名 研究指導テーマの例
前川 幸子
  1. 看護学教育における実践学的研究
  2. 成人学習理論を基盤にした看護教育方法に関する研究
  3. 看護継続教育における省察的実践に関する研究
    ymaekawa@konan-wu.ac.jp
青山 ヒフミ
  1. 人的資源開発 - 特に看護管理者の発達支援
  2. 看護管理者の意思決定
    aoyamahi@konan-wu.ac.jp

がん看護学分野

がん看護学分野では、国内外のがんと医療の現状について、グローバルな視点から研究動向も含めて広く把握し、探求するべき看護上の課題を明らかにして、がん予防・トータルケア・サバイバーシップに至る一連の過程において、看護実践・教育・研究において必要な理論を構築し、対象者へ応用展開する方法について探究します。

論文担当教員名 研究指導テーマの例
秋元 典子
  1. 成人期・老年期にある治療期がん患者とその家族のQOLを高める看護支援モデルの開発
  2. 成人期・老年期にあるがんサバイバーとその家族の看護支援に関する質的研究
  3. 成人期・老年期にあるがん患者とその家族のエンド−オブ−ライフ ケアに関する質的研究
    akimoto-n@konan-wu.ac.jp
丸 光惠
  1. 思春期・若年成人期のがん患者・サバイバーと家族およびパートナーへの看護
  2. 小児がん患者・小児がん経験者とその家族への看護
    mitsue.ind@konan-wu.ac.jp

広域看護学分野

広域看護学分野では、地域で生活するあらゆる健康レベルの人々への健康支援、疾病予防及び健康課題を解決するための方策を検討するとともに、健康問題を抱え地域で暮らし療養する人々への効果的なケアの開発及び地域全体のケアシステム構築について探究する。また海外での健康課題解決の現状や方策等についても、国内外の文献をグローバルな視点から検討し、各自の研究課題を明確にするとともに、その課題解決について探究します。

論文担当教員名 研究指導テーマの例
池内 佳子
  1. リプロダクティブ・ヘルスの支援に関する研究
  2. 母乳育児・助産ケアの実践に関する研究
    ikeuchi@konan-wu.ac.jp
小川 妙子
  1. 高齢者ケア(生活習慣と介護予防、認知症ケア、エンド−オブ−ライフ ケアなど)
  2. 地域包括ケア(多職種連携、看護小規模多機能施設の看護、訪問看護など)
    t-ogawa@konan-wu.ac.jp
川村 千恵子
  1. 女性のウェルビーイングを向上するための看護支援に関する実証的研究
  2. 育児期の女性とその家族の役割以降への看護支援に関する研究
    kawamura@konan-wu.ac.jp
中村 安秀
  1. グローバルヘルス(国際保健医療、母子健康手帳、緊急人道支援など)
  2. 母子保健(継続ケア、在住外国人ケア、住民参加、歴史的分析など)
    nakamuraya@konan-wu.ac.jp
牧本 清子
  1. 認知症高齢者における徘徊や睡眠障害などの行動心理学的徴候の調査研究
  2. 関節置換術患者やSLE患者におけるQOLの調査研究
  3. 高齢者における感染症の疫学研究
    kmakimoto@konan-wu.ac.jp
大西 香代子
  1. 精神科医療における倫理的問題、精神障がい者のリカバリー
  2. バーンアウトとストレス・コーピング
    kohnishi@konan-wu.ac.jp
山中 純瑚
  1. アレルギー疾患を有する患者と家族のストレス対処およびQOL向上への看護支援に関する研究
  2. 慢性疾患患者のセルフマネジメント教育システム構築に関する研究
    j-yamanaka@konan-wu.ac.jp
合田 加代子
  1. 住民組織活動、コミュニティエンパワメントに関する研究
  2. 公衆衛生看護学教育に関する実践学的研究
    k-gouda@konan-wu.ac.jp
就任予定者
  1. 思春期の母性育成に関する研究
  2. 妊娠期からの母子相互作用促進に関する研究
    お問い合わせは看護学研究科委員長/秋元(akimoto-n@konan-wu.ac.jp)まで

課程および取得可能な学位

  • 博士(看護学)
(注意)
○出願を希望する者は、出願(出願手続)に先立ち、必ず志望する専攻分野の指導教員と面談し、入学後の研究・教育(履修内容等)について事前に相談してください。
○論文担当教員への連絡時は、教員名、面接希望日時(複数指定)等を明示してください。
○2018年度募集の詳細については入試課までお問い合わせください。
○募集要項はこちらからダウンロードください。

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