
子どもは私たちの未来そのもの。
その未来を豊かにひらくための「子ども学」。
教育学、保育学、福祉学、医学、心理学、社会学などの
多くの分野を背景に、
多様な視点・大きな視野から子どもを理解し、
子どもをとりまくさまざまな問題と向きあい、
保育・教育の実践力を高めることをめざします。
※内容は予定であり変更となる場合があります。
自分の興味関心に応じてプログラムを選び、自分の強みを磨いていくことができます。子どもとともに未来の社会をつくる「未来の先生」になるための甲南女子大学独自のプログラムです(計画中)。
● 保育士※1 ● 幼稚園教諭一種免許状
● 小学校教諭一種免許状
■ 中学校教諭二種免許状(国語)※2
■ 特別支援学校教諭一種・二種免許状※3
● 児童指導員任用資格
● レクリエーション・インストラクター
● 司書
● 学芸員 ● 准学校心理士 など
※1 申請中 ※2
佛教大学との協定によるプログラム(通信課程)により取得可能(別途費用が必要)
※3 他大学との協定によるプログラム(通信課程)により取得可能(別途費用が必要)
近年、子どもの発達段階を見通した架け橋期の教育の充実が求められています※。複数の資格・免許取得によって、これからの現場で求められる、子どもの育ちを幅広く理解した保育者・教育者をめざします。[※文部科学省幼保小の架け橋プログラム]
学生・大学教員・職員との密なコミュニケーションで教員免許の取得をサポートします。教職支援課が全力でバックアップし、いつでも気軽に相談できる環境や支援体制が整っています。
教員をめざす学生向けのコミュ二ティ「Teacher'scafé」を創設(1~4年生まで参加可)。仲間同士で切磋琢磨しながら教員をめざします。また、教員採用試験の面接・集団討論の実践練習や自習室の開放なども行っています。
教員採用試験で重要な筆記試験対策も充実。効果的な試験対策講座やSPI(適性検査)対策も大学で受講することができます。また、教員採用試験に向けた模擬試験も学内で受けられます。
大学教員や職員による丁寧な直前個別指導や模擬面接で、大事な試験前の対策も万全。自信を持って教員採用試験に臨むことができます。
多彩な楽器が備えられた音楽室や1万冊の絵本を揃えた絵本ルームをはじめとした施設や設備が充実。子育て支援施設や併設こども園など実践的な学びの場も身近にあります。
読み聞かせの練習などに使える絵本や人形、制作活動のための資材、電子ピアノや楽譜など、幼児教育に必要な小物や教材を取り揃えており、好きな時間に活用可能。同じ志を持つ仲間たちが集まる甲南女子大学ならではの空間「コモンルーム」は、互いに意識を高めあったり助けあったりできる場所となっており、ランチなどの歓談の場としても人気です。
教育事業を展開する株式会社LITALICOと包括連携協定を結んでいます。インターンシップの経験から、教育、子どもに関わるさまざまな仕事の可能性を見つけていきます。
少人数指導によるピアノレッスンで丁寧な指導が受けられるので、初心者でも安心してスキルを習得できます。また、コモンルームやピアノレッスン室など、授業外でも自習ができる環境がしっかりと整っています。
子どもに関わる多彩な学びを活かし、教材メーカーや教育関係の出版社、子ども向けサービスやおもちゃ業界など、保育・教育関連企業への就職を支援。キャリアセンターと連携して、多様な希望にあわせたガイダンスを実施しています。
在学中は、1~4年次まで継続的に、小学校教員採用試験対策の授業を受講できます。卒業後は、卒業生が実践発表を行ったり、互いの悩みを相談する学習指導研究会に在学生も参加したりして実践的な学びを深めます。
学科の1、2年生が授業で学んだ音楽や体育、造形などの知識を集結させて、子どもたちの笑顔を生み出す舞台を考えます。脚本づくりから衣装や大道具制作まで、学科の友人たちとともにつくり上げる舞台は、まさに表現活動の集大成です。
大学で学ぶうえで必要なリテラシーの基礎や子どもを総合的にとらえる視点を養います。また、「甲南こども園」をはじめとする近隣園との交流やICT機器の活用の一つであるプログラミング体験など、実践を通した知識を身につけます。
感染症をはじめとする急性疾患や急性疾患に罹患している子どもの状態、環境調整や予防策について、実際の事例も含めて学習し理解を深めます。また、病児の保育教育についての注意事項を学び、幼稚園や保育所などにおける対応方法を習得します。
● 小学校 ● 中学校 ● 特別支援学校
● 幼稚園
● 保育所(園) ● 認定こども園
● 児童福祉施設
● 人材開発・企画部門 ●行政 など
● 教育 ● 放送・広告 ● 出版・印刷
● 金融・保険
● 販売 ● アパレル
● 社会福祉 ● 発達支援 など
保育園では0歳児クラスを担当しています。乳児なのでまだ言葉を話すことは難しいのですが、日々のスキンシップやコミュニケーションを通して共感し合い、関係を構築できるのが喜びです。甲南女子大学では、実習はもちろん、普段の座学やゼミなどでも、自分自身で考えたり、友だちと話し合ったりする学びが充実していました。職場でも「どうすれば子どもたちの魅力を引き出せるか」を話し合う機会が多く、在学中の経験や身につけた「主体的に考え発信する力」が役立っています。甲南女子大学の先生はとても親しみやすく、学生一人ひとりを丁寧に見て、応援してくれる方ばかりでした。先生がしてくれたことを、今度は私が子どもたちに返していきたいと思っています。
子どもの頃からの夢だった幼稚園教諭になり、自分の母園でもある幼稚園で勤務しています。甲南女子大学には、併設園の「甲南こども園」や親子が集う「甲南子育てひろば」など実際に子どもとふれあえる場が豊富にあり、幼保の専門的な学びを実体験できるのが大きな魅力。少人数の授業で4年間をかけてじっくり学べるので、ボランティア活動にも参加できました。所属していた「子どもボランティア部」は、近隣の保育園や児童館へ赴き、子ども向けの出し物をするのが主な活動。企画の立ち上げから当日の運営まですべてを部員でつくり上げるのでさまざまな経験ができ、多彩な表現方法を試すことで学びも深まりました。今は、担任している子どもたちの成長に出会える瞬間が何よりうれしい毎日。先輩教諭のように主体的な保育・教育が実践できるよう、努力を続けています。
小学校の先生をめざしたのは、小学生のとき。4年生で担任だった先生が、学年が変わっても私の悩みに寄り添ってくださり、こんな先生になりたいと強く思いました。現在は2年生30人のクラス担任をしています。在学中は「教職実践基礎演習」で教師としての心構えから、近年の教育現場で起きている諸問題まで、今の仕事に直結する様々なことを学びました。教わったことで今も日々、心がけているのは、発問の仕方を考えること。教科書どおりに問題提起するのではなく、目の前にいる子どもたちに向けてどのように発問すれば多様な見方を引き出すことができるのかを考え、かみ砕くことです。実際に教壇でその重要性を実感しています。子ども一人ひとりの思考や行動の背景を考えるのに、大学での幼保の学びも生きています。憧れの先生のように、子どもに寄り添える教育を心がけてステップアップしたいです。
入学金:250,000円
授業料(年額):760,000円
教育施設充実費(年額):350,000円
※実験・実習などに要する費用は、
別にその費用を徴収することがあります。