企業や医療関係などの採用選考では、人柄や就職の熱意、将来性を含めた選考が行われます。また、時代の変遷とともに、採用動向や就職活動の方法なども刻々と変化しており、その中で就職活動をしっかりと進めていくためには、早期からご息女が自分自身を見つめなおし(自己分析)、今後のキャリアを考えていくことが大切です。甲南女子大学キャリアセンターでは、学生の悩みや疑問に対応しながら支援を行っておりますが、卒業後のキャリアを考えていく上では、保証人の皆様のご理解とご協力がなくてはならないと考えております。
保証人の皆様へお願い
キャリアセンターでは、本学学生が自分自身をしっかりと見据え、将来に向けて積極的な行動につなげていけるよう、就職・進路支援に取り組んでおります。就職活動は、早くからの準備と精神的な面が大きな要素を占めています。就職や進路について、気軽に相談できる場所として開室しております。
保証人の皆様におかれましては、ご息女の早期からのキャリアセンターの利用の勧めと就職活動へのサポートを何卒お願い申し上げます。
保証人様向けの冊子を
お送りしています
キャリアセンターでは、1年生の保証人様向けに『就職活動準備ガイド』および3年生の保証人様向けに『就職活動直前サポートガイド』を毎年発行しています。ぜひご一読ください。
内定者インタビュー
甲南女子大学で学び、就職内定を勝ち取った
先輩からのメッセージです。
INTERVIEW 01

家族と大学、両方のサポートがあったから
就職活動にポジティブに取り組めました。
私の場合、学生生活の充実と家族のサポートが就職活動での助けとなりました。
学生生活面では、1年生の時にサッカー経験者の同級生とともに、フットサル部の立ち上げを決意。顧問の先生探しとメンバー募集から始め、同好準備会を経て、部活動に昇格することができました。
この経験により、リーダーシップと自発的な行動力が身に付き、就職活動の際のアピールにもつなげることができました。
また、ファイナンシャル・プランナーの資格を取得したり、キャリア支援科目を履修したりと、将来のキャリアを見据えた勉学にも励みました。
キャリア支援科目の「キャリアデザイン」では、将来のキャリアイメージを描き、実現するための方法を教わり、「キャリアのための数学」では、数学の筆記試験対策をすることができました。
3年生の夏休みには、インターンシップにも挑戦。その中で自身の強みや問題点も見つけることができました。インターンシップに参加した企業から選考の案内が来ることもあり、実際の選考にもつながりました。
3年生の秋からは、キャリアセンターのセミナーや、個人面談を利用して選考対策をしていきました。学内企業セミナーにも参加し、多くの企業説明を受けることで将来の自分のキャリアイメージを固めていきました。
就活本番では、コロナウイルスの影響もあり、第一志望、第二志望だった会社が採用中止になり、落ち込むこともありましたが、自分がやりたいことが決まっていたので、そこを軸にして就活を続けました。なるべくポジティブに考えるようにし、ストレスをためないようにしました。
家族にはさまざまなサポートをしてもらいました。父は、社会人としてのアドバイスをしてくれました。母は、リクルートスーツを一緒に買いに行くなど、準備を手伝ってくれたり、選考で辛いときに心のケアをしてくれたりしました。

「就活はどうなっているの」とか「就活しなさい」などと頻繁に言われて、そっと見守ってくれれば良いのに思ってしまったこともありましたが、私を心配してのことだったと思います。
保証人の皆様も、心配はおありかと思いますが、あまり干渉しすぎず、コミュニケーションをとりつつサポートしていっていただければ、お嬢様の成長につながると思います。
- スポーツ用品メーカー(東証一部上場)に総合職で内定
- 文学部 英語文化学科※ 4年生
- A.H. さん
- ※現 国際学部 国際英語学科
INTERVIEW 02
家族が温かく見守ってくれたおかげで納得できる進路を決めることができました。
大学入学当初、私は、保健師か養護教諭になりたいと考えていました。看護師は医師の補助を行う職業という先入観があったため、自ら主体的に働くイメージが持てなかったからです。
しかし、大学で学んでいく中で、看護師への認識は変わり、病院実習では、看護師には患者さんの生活を支える大切な役割があり、一番近くで寄り添えることに気づきました。実際の現場で学ぶことで、看護師で働くという将来の夢が明確になっていきました。
病院選びは、病院でのインターンシップや説明会、学科主催の合同説明会に参加し、医療の現場や、病院職員とのお話を確認しながら考えていきました。
その中で、進路に選んだのは実習でお世話になった病院でした。患者さん中心の看護が行われていること、病棟の雰囲気が良かったこと、また、学科の信頼できる先生に相談し、背中を押してもらったことが決め手になりました。しっかりと情報収集して、自分が納得できることが重要です。

また、進路については、家族と日ごろからコミュニケーションをとるようにしていました。信頼する学科の先生の話や、将来のことについてなどを、普段の何気ない会話で伝えていました。そのため、進路に悩んだときも、一歩引いたスタンスで見守ってもらいました。
もし、これが「私の時はこうだった」「こうしなさい」という家族の価値観で話をされていたら、素直に受け取ることができなかったかもしれません。私の考えを尊重してくれて、本当にありがたかったです。
就職試験への準備は、学科の先生へ相談し、キャリアセンターも利用しつつ進めていきました。面接練習は、新型コロナウイルスによる緊急事態宣言で、すべてリモートでした。不安はありましたが、無事内定をいただくことが出来ました。
その際に試験官から「国家試験に落ちたら、内定は取り消します」というお話がありました。

そのため、免許取得を目指してより一層の勉強をしないといけないという覚悟や、看護師として働くことへの責任感が強くなりました。
親御さんにとっては、自分のお子さんが何を考えているか、どうしたいかを知りたい、安心して次の道へ進んでほしいといった思いをお持ちだと思います。ぜひ、日々のコミュニケーションを大切にお嬢様の将来について話し合っていただければと存じます。
- 大学病院に看護師で内定
- 看護リハビリテーション学部 看護学科 4年生
- M.Y. さん