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【表彰】文化社会学科/木村 至聖准教授が「2023年度観光学術学会・学会賞」を受賞しました

  • 2023.09.06
  • 教員・学生の活動

人間科学部 文化社会学科 木村 至聖准教授(専門:文化社会学、地域社会学)が編者となった書籍『社会学で読み解く文化遺産―新しい研究の視点とフィールド』(新曜社、2020年11月)が、2023年度 観光学術学会において「教育・啓蒙著作賞」を受賞しました。


受賞作について

木村至聖・森久聡編著
『社会学で読み解く文化遺産―新しい研究の視点とフィールド』(新曜社、2020年11月)

 
  • 文化遺産とは何なのか、誰が、何を、なぜ遺産とするのかという「遺産化」のプロセスを通じて、社会秩序・社会関係がいかに再編されるのかが問われている。書籍『社会学で読み解く文化遺産―新しい研究の視点とフィールド』では、文化遺産をめぐる2000年以降の諸変化をとらえ、「文化遺産であること」から「文化遺産になる」プロセスに着目し、「遺産化」という言葉を用い、その変化の過程や社会的影響、そして今後の可能性を描き出すことをねらいとしている。
  • 講評では、「関係者のみならず、文化遺産に関心を持つ多くの読者が、新たな視点で文化遺産と向き合うことができる内容である」と評価された。
  • 受賞作は木村 至聖准教授が担当する本学の授業「文化遺産の社会学」でも教科書として使用されている。

受賞コメント[木村 至聖准教授]

文化遺産というと、昔からある、変わらないものというイメージを持つ人が多いですが、どんな文化遺産も、必ずどこかの時点で、誰かが、何かの理由で、「これは文化遺産だ」と言い出して、周囲にも認めてもらったものです。そういう意味で、文化遺産は社会が作り出すもので、とてもダイナミックなプロセスなのです。本書は社会学の視点からこうしたプロセスを分析し、社会と文化遺産の関係について考えようというものです。この機会により多くの方に手に取っていただければ幸いです。


 参考・関連リンク集

▶︎ 木村 至聖准教授 プロフィール
▶︎ 人間科学部 文化社会学科 紹介サイト
▶︎ 新曜社|『社会学で読み解く文化遺産 新しい研究の視点とフィールド』(※外部サイト)
▶︎ 観光学術学会|2023年度学会賞受賞者一覧(※外部サイト)

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