甲南女子大学の教育とSDGs
学長 秋元典子
甲南女子大学は持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています。
持続可能な開発目標(SDGs:Sustainable Development Goals)とは、世界中のすべての人々が豊かに暮らし続けていくためにはどうしたらいいのか、そのための目標としてさだめられたものです。もう少し具体的にいうなら、SDGs とは、2015年9月のニューヨーク・国連本部で開催された国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された「2030年までに持続可能でよりよい世界を目指そう」という国際目標です。この目標は、17のゴール・169のターゲットから構成され、 No one will be left behind(誰ひとり取り残さない)を誓っています。
SDGs、すなわち現在の我々世代の要求を満たしながらも、将来の世代が必要とする資産を損なわない開発とは、地球上の資源の有限性に気づいた人類の新たな出発であり、方向転換です。
17の目標(ゴール)に含まれるキーワード「貧困」「飢餓」「健康と福祉」「教育」「ジェンダー平等」「安全な水とトイレ」「エネルギー・クリーン」「.働きがい・経済成長」「産業と技術革新」「不平等」「住み続けられるまちづくり」「責任」「気候変動」「海の豊かさ」「陸の豊かさ」「平和と公正」「パートナーシップ」から読み取れることは、すべてが人間に課せられた課題であることが分かります。さらに、大学教育と無関係なものなど一切ないことも明らかです。
5学部11学科、2研究科から成る甲南女子大学は、すべての人間にとっての課題であるSDGsに係る教育を推進してまいります。このことは、品格と国際性を備え、社会に貢献する高い志を持つ女性を育成するという本学の使命を果たすことにつながる取り組みであると確信しています。

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