本学は、1920年に創立した甲南高等女学校に源を発し、建学以来、人格教育を第一に誠実で品格のある女性を育成することを理念として守り続けてきました。「まことの人間をつくる」を建学の精神として掲げ、「全人教育」「個性尊重」「自学創造」を教育方針として、「清く 正しく 優しく 強く」を校訓に、今日に至るまで一貫して女子教育の社会的使命を果たしてきました。
近年では少子高齢化やグローバル化、情報化の進展など社会構造が大きく変化するなかで、広く社会で活躍できる女性の育成が期待されています。本学ではこうした社会の要請に応えるため、医療栄養学部医療栄養学科を2018年4月に開設いたしました。医療栄養学を学び、栄養と食生活で人々の健康の維持・増進に貢献できる管理栄養士を養成します。また、2020年4月には国際学部を開設。外国語のコミュニケーション能力、異文化理解力、自分で考え行動する積極性など、多様化するグローバル社会で活躍できる知識とスキルを身につけた人材を養成します。
このほか、従来から語学・情報教育、キャリア教育、海外留学・語学研修制度を充実させてきましたが、現在では対外協力センター(社会連携課 / 国際交流課)や資格サポートセンターを置くことにより、学生のニーズにこたえるような体制を整えています。また、各学科には授業時間外に教員や学生が互いに自由に交流できる施設としてコモンルームがあり、そこでの活動も盛んです。また、健全な社会人として常識あるふるまいができるように、本格的なマナー教育を実施しています。さらに、2021年度からは、本学の使命を実現するための中期計画を策定し、「教育で選ばれる大学」を目指して教育の質向上に取り組んでいます。