人間科学部 心理学科
心理学科の
先輩
心理学科の在学生・内定者・卒業生に、
甲南女子大学の学びや魅力、成長できたきっかけなどを聞きました。
※登場する学生の学年・情報は、インタビュー当時のものです。
在学生 INTERVIEW

高松中央高等学校出身
この学科を選んだ理由
高校生の頃、同じ場面でも人によって感じ方が違うことや自分自身の心の成り立ちに関心を持ち、心理学科を志望しました。学校の先生がすすめてくれたことや、静かな落ち着いた環境、女性が過ごしやすい施設が充実していることが決め手になりました。
実際に学んでみて
心理学がとても科学的な学問だということに驚きました。人や動物の感じ方や行動と、それに関わる発達、環境、社会などについて、さまざまな実験を通して根拠や変化を検証します。実際に体験して学べるので、発見や納得の連続でとてもおもしろいです。学んだことが日常生活でも活かせたり、新しい視点で物事を捉えるきっかけになったり、心理学の魅力にますます引き込まれています。

この学科を選んだ理由
幼い頃から警察官をめざしており、特に司法、犯罪の心理学に興味があって学びたいと思いました。甲南女子大学では公認心理師の先生も多く、心理学のカリキュラムも充実していたところが決め手でした。
実際に学んでみて
入学前は、心理テストや占いなどのイメージを持っていましたが、実際は、実験やアンケート、統計法などデータを取り扱うものや、歴史や哲学的な要素なども多くあり、心理学は想像以上に学びの幅が広く楽しく感じています。心理学は人との関わり方が学べるので、コミュニケーション能力も伸ばすことができます。教育や医療のほか、犯罪心理学など司法の領域まで、さまざまな分野への進路があることも魅力です。

公認心理師をめざし、心理学について多様な視点から基礎を積み重ね、現在は発達心理学を中心に学んでいます。学びを通して発達障害へのとらえ方も変化。見た目では気づいてもらえず、本当に困っている人への支援の必要性を感じました。また、知識だけでなく、ロールプレイを通して実践的に会話のしかたや聞き方を身につけることができました。
入学を決めた理由
公認心理師の資格が取れる大学を探していました。甲南女子大学は、基礎から応用まで幅広く学ぶことができ、公認心理師をめざして大学院に進学する以外にも、さまざまな職種に就職できる点に魅力を感じました。
学科で学んでいること
子どもの発達段階や心理について学んでいます。自分の幼い頃と照らしあわせることで、当時の行動の意図を実感したり、現在の自分に対する疑問へのヒントがわかることもあり、興味深いです。
内定者 INTERVIEW

内定
誰もが生きやすい社会になるよう、
IT業界で社会問題の解決に貢献したい。
子どもの発達心理に関心があり、卒業論文のテーマに。それ以外にも幅広く心理学を学ぶなか、「心理学統計法」の授業でITツールを使って調査・データ分析をするおもしろさを知りました。ITツールは、発達に遅れがある子どもの教育に活かせるほか、地域や性別、賃金の格差など、多様な社会問題における情報格差の是正にもつながります。あらゆる人に優しい公共サービスを提供するために情報のバリアフリー化に貢献したいと思い、内定先を志望しました。また、人の心を考察する心理学の学びは、就職活動での面接やグループディスカッションにも役立ちました。

アウトソーシング株式会社
内定
人を支える仕事を通して
一人ひとりの考えや、
その暮らしと向きあいたい。
企業と協働するゼミ活動で、人と関わり、課題に向きあう楽しさを知りました。人それぞれの考え方があることを学ぶなか、人の暮らしに欠かせないものに携わりたいと思い、困ったときの支えになれる保険業界に興味を持ちました。面接では、「親しみやすい」と言っていただけたことが印象に残っています。普段の授業から、人の想いや行動を分析し、どんな印象を与えるのか客観的視点を身につけていたことが役立ったのだと感じました。入社後は、これまでの学びを活かし、主体性を持って活躍できるようにがんばります。

授業や部活動での経験を通して
育んだ積極性と自信で
お客様を笑顔にしたい。
高校からはじめたチアリーディングを続けながら、心理学を学べる大学を探し、甲南女子大学に入学しました。部活動を通して、相手を笑顔にすることにやりがいを感じ、幅広い年代の方々に寄り添い続けられるワコールを志望。からだもこころも美しくなれるようなサポートで、お客様の理想を叶えたいです。大学での授業や部活動において、目標を決めて取り組んできたことや、発達心理学の学びから、生育環境など他者のバックグラウンドを理解する姿勢を、今後の仕事に生かし、成長していきたいです。
成長できた!3つのきっかけ
- アサーティブコミュニケーションを学び、実践したこと。相手を尊重しつつ自分の意見も我慢せず伝え、円滑にグループワークを進められました。
- 部活動で副主将を務めたことです。組織をまとめるため、チームメイトに積極的に意見を発信し、責任感が芽生えました。
- 就職活動で、面接を繰り返した経験です。意見を社会での経験が豊富な方々に伝えることに抵抗がありましたが、ほめてもらえることが増え、自信がつきました。
卒業生 INTERVIEW

人間科学部 心理学科卒業
※現 心理学部 心理学科
人との信頼関係の構築について
学んだこと、経験したことが
仕事に役立っています。
心理学を専攻したのは、将来人の役に立つ仕事に就きたくて、社内外の人とより良い関係性を築く力を養おうと思ったからです。在学中は、信頼関係を築くラポール形成について学んだほか、リーダーシッププログラムで自分の役割を追究し、プレゼンした経験、またオープンキャンパススタッフとして意見を取りまとめる経験をしました。その経験を通じ、積極性とコミュニケーション能力が身につき、入社後の新人研修ではグループ討論の司会役を率先して務め、新人成果発表会でも高い評価をいただきました。現在はシステムエンジニアとして、お客様のお役に立てるシステムの開発に向けて奮闘中です。今後も公私において、心理学の学びを活用し続けていきます。

人間科学部 心理学科卒業
子どもたちの成長を実感したとき
喜びとやりがいを感じます。
子どもの発育における不安や困り事を伺い、遊びを通して成長を促すお手伝いをしています。一人ひとりにあわせた支援をするために、情報収集は欠かせません。保護者の方の想いに寄り添い、日々試行錯誤しながらともに成長を見守っています。かかわるすべての方と良好な関係で進めていけるのは、大学で培った多角的な視点や観察力、信頼関係を築く力によるものです。
わたしを育てた
甲南女子大学の学び
教職課程を受講し、心理学と同時に教育についても学べたことは、現在の仕事にとても役立っています。子どもとかかわる活動にも積極的に参加し、得た知識を目の前の事例に生かす力が養われました。

(公認心理師・臨床心理士)
勤務
2021年3月 大学院 人文科学総合研究科 博士前期課程修了
患者さんのこころを
多角的に捉えて分析。
辛い思いをされている方の
力になれることに
やりがいを感じます。
学部時代は「疑問に思ったことをどう調べるか」、大学院では「それを臨床や研究にどう生かすか」などの考える力を養いました。臨床現場で働く現在は、大学時代に培った力を基盤にして、周りから理解されづらく苦しんでいる方の症状を分析し、診断の補助となる心理検査を担当しています。「あなたに話を聞いてもらえて良かった」と言ってもらえたときがとてもうれしいです。また、先生方には大学院修了後も研究指導をしていただいています。自分の研究が今後の心理臨床に生かされるよう励んでいます。
甲南女子大学での成長実感ポイント
- 興味・関心・疑問を抱いた物事を突き詰める力が身についた!
- 何事にも臆せず挑戦し、諦めずに取り組めるようになった!
- 問題に対して仮説を立てて分析し、多角的な視点で捉える力がついた!
選抜制度一覧
心理学科で実施する
選抜制度を一覧で紹介!